幸福↓ 幸せを損なう 確度B大規模研究・複数の研究が一致
通勤環境
日々の通勤にかかる時間・負担・様式
長い通勤、混雑、車の運転は満足を削る。徒歩と自転車はむしろプラス
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい〜×(負・小) 長時間・自動車/混雑通勤で生活満足低下
感情のバランス(PANAS)
×負通勤時の即時的NA上昇
- ほかの幸福度指標
- 仕事満足低下・バーンアウト・心理的緊張と関連
- なぜ効くのか
- 予測不能性・コントロール欠如・回復時間の喪失
- 幸せの4因子
- ありがとうを損なうなんとかなるを損なう ありがとう(つながり時間)減/なんとかなる↓
こうすると更に効く
メタ分析で、通勤の負担(時間、混雑、予測不能さ)は心理的緊張や幸福の低下、仕事満足の低下と関連していました(Murphy et al., 2023)。メカニズムは予測不能性とコントロール欠如、回復時間の喪失です。和らげるコツは、時間を短くできないなら「質」を変えること。徒歩・自転車通勤は符号が反転してプラスになるので、一部区間だけでも歩く、混雑を避けて時間をずらす、通勤中に好きな音声や読書を入れて「自分の時間」にする、といった工夫が効きます。在宅勤務との組み合わせも選択肢です。
気をつけること
効果量は原典の確認が残っていて、横断研究も多いため、不満の多い人が長距離通勤を選びやすいという逆方向も考えられます。確度はBです。徒歩・自転車は天候や安全性で負担にもなり得ます。通勤を短くするために住居費が上がれば、別の負担が増えます。
最初の一歩
今週1回、通勤の一部(1駅分)を歩くか、出発時間を15分ずらして混雑を避けてみる。
主要な研究
- Commuting demands and appraisals: A systematic review and meta-analysis of strain and wellbeing outcomes(Murphy et al., 2023, Organizational Psychology Review)
メモ:徒歩・自転車通勤はむしろ正で符号反転。効果量は原典要確認
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「まちの便利さ・交通」の項目
幸福↓ B 人口密度/都市性(精神病リスク) 都会育ち・高密度は精神病リスクを上げる、ただし幸福全体への影響は小さめ 幸福↑ B 都市/農村居住 都市は「楽しさ」、農村は「人生への満足」が高い、という逆向きの差があるみたいです 混在 C 歩きやすさ(walkability) 歩きやすい街は、運動と偶然の交流を通して少し幸せに効くかもしれません 幸福↑ A 水・衛生アクセス(WASH) 安全な水とトイレが使えるかどうかは、心の健康と強く結びついています 幸福↓ C 食料砂漠(食料アクセス欠如) 新鮮な食料が手に入りにくい地域に住むことは、心の不調と結びついているかもしれません 幸福↑ B 公共交通の利便性 バスや電車が使いやすい町は、高齢期の『出かける自由』を守ってくれる 幸福↑ B 電気アクセス(電化) 電気が『無い→有る』は幸せを大きく変える、日本では『払えるか』の方が問題 幸福↓ C 交通渋滞・交通量 渋滞のストレスは『予測できない遅れ』から来る、根拠はまだ弱め
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