世界の論文 ・ B02 成長・自己実現・自己決定理論 ・ W0091
主要400 やってみよう 実証
ビデオゲームの動機づけ的な引力:自己決定理論によるアプローチ
The Motivational Pull of Video Games: A Self-Determination Theory Approach
Richard M. Ryan, C. Rigby, A. Przybylski(2006)Motivation and Emotion, 30(4), 344–360
ひとことで
ゲームと基本的心理欲求
ゲーム内で自律性・有能感・関係性が満たされる人ほど、楽しさやプレイ後の幸福感が高く、続けたい気持ちも強かった。
要旨根拠:抄録
自己決定理論(人には自律性・有能感・関係性の欲求があるとする理論)をもとに、コンピュータゲームをする動機と、プレイが幸福感に与える影響を4つの研究で調べた。研究1〜3では参加者に1〜4本のゲームをしてもらい、ゲーム内で自律性と有能感を感じるほど、楽しさや好み、プレイ前後の幸福感の変化と関連することを示した。これらの感覚は、操作の直感的なわかりやすさや没入感とも関連した。研究4ではオンラインの多人数ゲームの利用者を調査し、自律性・有能感・関係性の欲求充足がそれぞれ独立に楽しさと今後のプレイを予測することを示した。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0001 Ryan & Deci(2000)の自己決定理論と基本的心理欲求をゲームという娯楽に応用した
- 後続・発展W0382 Przybylski(2010)がゲームへの没入を欲求充足から説明する動機づけモデルに発展させ、W0684 Ryan & Deci(2019)はSDTの応用領域の一つとして位置づけた。
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 9本
- W0001 自己決定理論と、内発的動機づけ・社会的発達・ウェルビーイングの促進 Ryan(2000) American Psychologist 主要400 被引用 41,852
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0017 幸福と人間の潜在力について:快楽主義的・エウダイモニア的ウェルビーイング研究のレビュー Ryan(2001) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 11,279
- W0040 外的報酬が内発的動機づけに及ぼす効果を調べた実験のメタ分析的レビュー Deci(1999) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,355
- W0168 エネルギー、パーソナリティ、健康について:ウェルビーイングの動的な反映としての主観的活力 Ryan(1997) Journal of Personality 主要400 被引用 2,768
- W0246 心理的欲求と統合過程の促進 Ryan(1995) Journal of Personality 被引用 2,388
- W0448 愛着の安定性の個人内変動:愛着・欲求充足・ウェルビーイングに関する自己決定理論の視点 Guardia(2000) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 1,609
- W0634 内発的動機づけ過程の実証的探究 Deci(1980) Advances in experimental social psychology 被引用 1,345
- W0660 報酬の随伴性および対人的文脈と内発的動機づけの関係:認知的評価理論を用いたレビューと検証 Ryan(1983) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 1,278
後続研究(この論文を引用している) 2本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1007/S11031-006-9051-8
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- DOI
- 10.1007/S11031-006-9051-8
文献表記(APA第7版)
Ryan, R. M., Rigby, C. S., & Przybylski, A. K. (2006). The Motivational Pull of Video Games: A Self-Determination Theory Approach. Motivation and Emotion, 30(4), 344–360. https://doi.org/10.1007/s11031-006-9051-8
影響力の指標
- 著名度スコア
- 92.6 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 3,290(うち影響引用 276)・ OpenAlex 3,359
- 年あたり被引用
- 156.7
- FWCI
- 21.2(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.5%
- 分野(OpenAlex)
- Motivation and Self-Concept in Sports
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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