自己効力感尺度:作成と妥当性の検証
The Self-Efficacy Scale: Construction and Validation
M. Sherer, James E. Maddux, Blaise Mercandante et al.(1982)Psychological Reports, 51(2), 663–671
一般的な自己効力感を測る尺度を開発し、一般・社会的の2下位尺度の構成概念妥当性と基準関連妥当性を示した。
要旨根拠:抄録
自己効力感理論は、個人の熟達への期待が行動変容の主な決定要因であると主張する。本研究は、過去の経験の違いや、成功を技能と運のどちらに帰属するかの違いによって、一般化された自己効力感の水準に個人差が生じるという考えに立ち、これを測定する尺度を作成した。因子分析の結果、一般的自己効力感(17項目)と社会的自己効力感(6項目)の2つの下位尺度が得られた。統制の所在、個人的統制感、社会的望ましさ、自我強度、対人能力、自尊感情との予測された関連が確認され、構成概念妥当性(=測りたい概念を測れているか)が支持された。また、職業・教育・軍隊での成功と正の関連を示し、基準関連妥当性も確立された。今後の研究と臨床での活用について論じられている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0004 Bandura(1977)の自己効力感理論を特定課題を超えた一般的傾向として尺度化した
- 後続・発展W0088 Chen(2001)が多次元性などの課題を改善した新一般性自己効力感尺度を開発し、W0307 Luszczynska(2005)が別系統の一般性自己効力感尺度(GSE)の多文化妥当性を示した
- 日本語版・翻訳一覧外:成田ら(1995)の特性的自己効力感尺度が本尺度の日本語版として用いられている
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 2本
- W0004 自己効力感:行動変容の統一理論に向けて Bandura(1977) Psychology Review 主要400 被引用 56,629
- W0036 人間の主体性における自己効力感のメカニズム Bandura(1982) Psihologìâ ì suspìlʹstvo 主要400 被引用 9,714
後続研究(この論文を引用している) 9本
- W0081 希望理論:心の中の虹 Snyder(2002) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,574
- W0088 新しい一般性自己効力感尺度の妥当性検証 Chen(2001) Organizational Research Methods 主要400 被引用 3,733
- W0097 知覚された自己効力感の機能的性質の再検討 Bandura(2012) Journal of Management 主要400 被引用 2,533
- W0128 自己効力感と仕事関連のパフォーマンス:メタ分析 Stajkovic(1998) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,707
- W0307 一般性自己効力感尺度:多文化における妥当性検証研究 Luszczynska(2005) The Journal of psychology 被引用 1,806
- W0332 ソーシャルサポートの新しい見方:人間関係を通じた繁栄に関する理論的視点 Feeney(2014) Personality and Social Psychology Review 被引用 1,316
- W0557 人間機能の諸領域における一般性自己効力感:5か国からの証拠 Luszczynska(2005) International Journal of Psychology 被引用 1,174
- W0981 医療従事者のレジリエンスを育む心理的介入 Kunzler(2020) Cochrane Database of Systematic Reviews 被引用 327
- W1107 希望の構成概念、意志と道筋:自己効力感、楽観性、全般的ウェルビーイングとの関係 Magaletta(1999) Journal of Clinical Psychology 被引用 682
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.2466/pr0.1982.51.2.663
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文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 90 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 4,333(うち影響引用 348)・ OpenAlex 4,048
- 年あたり被引用
- 96.3
- FWCI
- 9.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 2.1%
- 分野(OpenAlex)
- Career Development and Diversity
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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