教師の自己効力感と職務満足への影響:教師の性別、経験年数、職務ストレス
Effects on teachers' self-efficacy and job satisfaction: Teacher gender, years of experience, and job stress.
R. Klassen, M. Chiu(2010)Journal of Educational Psychology, 102(3), 741–756
教師の自己効力感は経験年数と非線形に関係し、学級でのストレスが大きい教師ほど効力感と職務満足が低かった。
要旨根拠:抄録
教師の経験年数、性別や担当学校段階、3領域の自己効力感(指導方略、学級経営、生徒の関与)、2種類の職務ストレス(仕事量と学級でのストレス)、職務満足の関係を、現職教師1,430人で調べた研究である。経験年数は3つの自己効力感すべてと非線形の関係にあり、初期から中期にかけて高まり、その後下がっていた。女性教師は仕事量と生徒の行動によるストレスが大きく、学級経営の自己効力感が低かった。学級でのストレスが大きい教師ほど自己効力感と職務満足が低かった。幼稚園・小学校の教師は学級経営と生徒の関与の効力感が高く、学級経営や指導方略の効力感が高い教師ほど職務満足が高かった。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0265 Skaalvik(2007)の教師効力感研究とW0065 Pajares(1996)の学業場面の効力感研究に依拠した
- 後続・発展W0309 Zee(2016)が教師の自己効力感が授業の質と教師のウェルビーイングに及ぼす効果を総説し、W0440 Toropova(2020)やW1187 Dreer(2021)が教師の職務満足とウェルビーイングの規定要因研究へ展開した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 5本
- W2347 職務満足と職務成績の関係:質的・量的レビュー Judge(2001) Psychological bulletin 主要400 被引用 5,099
- W0065 学業場面における自己効力感信念 Pajares(1996) Review of Educational Research 主要400 被引用 4,993
- W0265 教師の自己効力感の諸次元と、ストレイン要因・教師集団効力感・教師バーンアウトとの関係 Skaalvik(2007) Journal of Educational Psychology 被引用 1,787
- W0514 職務ストレスとバーンアウトの予測因子としての教師の自己効力感:媒介分析 Schwarzer(2008) Applied Psychology 被引用 1,195
- W1086 農村部と都市部の中等学校教師におけるストレスとバーンアウト Abel(1999) The Journal of Educational Research 被引用 478
後続研究(この論文を引用している) 5本
- W0309 教師の自己効力感と、それが授業過程、生徒の学業適応、教師のウェルビーイングに及ぼす影響 Zee(2016) Review of Educational Research 主要400 被引用 1,383
- W0440 教師の職務満足:学校の労働条件と教師特性の重要性 Toropova(2020) Educause Review 被引用 908
- W1039 教師を熱意ある存在にするもの:ポジティブ感情、自己効力感、職務満足の相互作用 Burić(2020) Teaching and Teacher Education 被引用 301
- W1187 教師のウェルビーイングと職務満足:職場におけるポジティブ感情の重要な役割 Dreer(2021) Educational Studies 被引用 224
- W1429 職場でのスライビング:タスク・アイデンティティと自律性を職務満足につなぐメンタリングに調整される過程 Jiang(2020) Journal of Vocational Behavior 被引用 137
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1037/A0019237
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- DOI
- 10.1037/A0019237
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
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- 被引用数
- Semantic Scholar 2,494(うち影響引用 196)・ OpenAlex 2,372
- 年あたり被引用
- 146.7
- FWCI
- 148.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Teacher Professional Development and Motivation
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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