医師のバーンアウト:要因、影響、解決策
Physician burnout: contributors, consequences and solutions
C. West, Liselotte N. Dyrbye, T. Shanafelt(2018)Journal of Internal Medicine, 283(6), 516–529
医師のバーンアウトの主因は組織・制度にあり、組織と個人の双方による解決策が有効であることを整理した。
要旨根拠:抄録
医師のバーンアウト(=情緒的消耗、脱人格化、個人的達成感の低下からなる仕事関連の症候群)は国際的に広くみられ、研修医・現役医師ともに50%を超える研究がある。本総説は、その要因・影響・解決策に関する研究を整理したものである。主な要因は過重な業務量、非効率な業務プロセス、事務負担、仕事と家庭の葛藤、仕事に関する裁量の欠如、組織の支援体制やリーダーシップ文化など主に組織・制度側にあり、女性や若手医師で率が高いといった個人要因も関わる。解決策としては、現場発の業務改善などの組織的取り組みに加え、マインドフルネスストレス低減法や、つながりと意味を育む少人数グループなど個人向けの介入にも効果が示されている。著者らは、バーンアウトを医療制度と医師個人の共同責任と捉え、関係者全員で取り組む必要があると結論づけた。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0058 バーンアウト経験を理解する:最近の研究と精神医学への示唆 Maslach(2016) World Psychiatry 被引用 3,839
- W0086 米国一般人口と比較した米国医師のバーンアウトとワークライフバランス満足度 Shanafelt(2012) Archives of Internal Medicine 被引用 3,308
- W0099 コペンハーゲン・バーンアウト尺度:バーンアウト評価のための新しいツール Kristensen(2005) Work & Stress 被引用 2,990
- W0110 マスラック・バーンアウト尺度マニュアル Maslach(1996) Consulting Psychologists Press 被引用 3,722
- W0114 トリプルエイムからクアドルプルエイムへ:患者のケアには提供者のケアが必要である Bodenheimer(2014) Annals of Family Medicine 被引用 3,109
- W0153 職務バーンアウトとエンゲージメントの早期予測因子 Maslach(2008) Journal of Applied Psychology 被引用 2,404
- W0178 2011年から2014年における医師と米国一般労働人口のバーンアウトおよびワークライフバランス満足度の変化 Shanafelt(2015) Mayo Clinic proceedings 被引用 2,503
- W0227 バーンアウト:35年の研究と実践 Schaufeli(2009) Career Development International 被引用 1,992
- W0289 経営リーダーシップと医師のウェルビーイング:エンゲージメントを高めバーンアウトを減らす9つの組織戦略 Shanafelt(2017) Mayo Clinic proceedings 被引用 1,623
- W0296 米国一般人口と比較した米国の医学生、研修医、若手医師のバーンアウト Dyrbye(2014) Academic medicine : journal of the Association of American Medical Colleges 被引用 1,684
- W0304 米国外科医のバーンアウトと医療過誤 Shanafelt(2010) Annals of Surgery 被引用 1,935
- W0338 内科研修医プログラムにおけるバーンアウトと自己報告による患者ケア Shanafelt(2002) Annals of Internal Medicine 被引用 2,162
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 3本
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- https://doi.org/10.1111/joim.12752
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- DOI
- 10.1111/joim.12752
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 90 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 2,448(うち影響引用 93)・ OpenAlex 2,796
- 年あたり被引用
- 272
- FWCI
- 354.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Healthcare professionals’ stress and burnout
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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