幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
セルフコントロール
衝動・欲求を長期目標に合わせて調整する能力
「我慢=不幸」はウソ。自制心の高い人は誘惑と戦う回数が少ない
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正人生満足とr=.24〜.35
感情のバランス(PANAS)
○正PA r≈.27/NA r≈−.35(「我慢=不幸」を否定)
- ほかの幸福度指標
- 目標達成・葛藤の少なさ経由
- なぜ効くのか
- 高自己統制者は誘惑を回避し葛藤自体が少ない→負情動が減る
- 幸せの4因子
- やってみようなんとかなる やってみよう→なんとかなる
こうすると更に効く
セルフコントロール(衝動や欲求を長期目標に合わせて調整する力)が幸せに効く理由は、意志の力で耐えているからではなく、誘惑を事前に避けて葛藤そのものが少ないからです(Hofmann et al., 2014)。だからコツは根性ではなく環境設計で、誘惑を目に入らない場所に移す、決めごとを習慣にして毎回判断しない、というやり方が効きます。de Ridder et al.(2012)のメタ分析でも自己制御は幅広い行動と関連しており、人生満足とr=.24〜.35、ネガティブ感情とr≈−.35という関連が示されています。
気をつけること
相関研究が中心で、幸せで余裕があるから自制できるという逆方向もあります。効果は中程度で、誠実性との概念的な重複が大きいので、独自の効果はもう少し小さい可能性があります。やりすぎると硬さや楽しめなさにつながり、常に我慢している状態はむしろ逆効果です。自制心の不足を性格の欠陥と見なす言い方は避けてください。
最初の一歩
よく負ける誘惑を1つ、目に入らない場所に移してみる。戦わずに済む仕組みを作るのが、自制心の最初の一歩です。
主要な研究
- Taking stock of self-control: A meta-analysis(de Ridder et al., 2012)/Yes, but are they happy? Effects of trait self-control on affective well-being and life satisfaction(Hofmann et al., 2014、人生満足r=.24〜.35の出典)
メモ:誠実性と概念重複。増分妥当性の記載を推奨
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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