スポーツ観戦
スタジアム等での生のスポーツ観戦
幸せへの効果の大きさ
英国代表標本(N=7,249)で観戦者は人生満足β=.17・人生の価値β=.23(人口統計統制後、ΔR²=.001〜.003と微小)
幸福感・不安は観戦有無で差なし(同研究)。試合結果でPA/NAが変動し、負けの影響が大きいとの報告あり
- ほかの幸福度指標
- 孤独感低減(β=−.08)、高齢者で所属感・情緒的支援経由のSWB
- なぜ効くのか
- 集団的高揚(collective effervescence)・所属感・仲間との共有体験
- 幸せの4因子
- ありがとう ありがとう(共有体験・一体感)→幸福度
こうすると更に効く
英国の代表標本7,249人では、生の観戦をする人は人生満足β=.17・人生の価値β=.23が高く、孤独感も低い(β=−.08)という結果でした(Keyes et al., 2023)。高齢者では、チームへの帰属感と仲間からの情緒的支援を通じて幸福感が高まる経路が示されています(Inoue et al., 2019)。仕組みは、集団的高揚(大勢で同じ瞬間に沸くこと)と所属感、共有体験。コツは、ひとりより仲間と行くこと、同じチームを応援し続けて「仲間」を作ること、結果に関係なく「一緒に過ごした時間」を楽しみに置くことです。
気をつけること
横断の相関で、効果量はごく小さく(説明率の増分は0.1〜0.3%)、幸福感・不安については観戦の有無で差がありませんでした。観戦に行ける人(時間と金銭の余裕がある人)がもともと幸福という逆方向も考えられます。試合の結果で気分は上下し、負けの影響のほうが大きいという報告もあるので、「勝たないと機嫌が悪くなる」なら要注意です。テレビ観戦の効果は未検証です。
最初の一歩
今季、地元のチームの試合(プロでなくても、学生スポーツでも)に友人と1回行ってみてください。チケットの安い試合で十分です。
主要な研究
- Attending live sporting events predicts subjective wellbeing and reduces loneliness(Keyes et al., 2023, Front Public Health)
- Enhancing Older Adults' Sense of Belonging and Subjective Well-Being Through Sport Game Attendance, Team Identification, and Emotional Support(Inoue et al., 2019, J Aging Health)
メモ:横断相関で効果量は微小(就業の有無と同程度)。観戦しやすい人が元々幸福な可能性(逆因果)。試合結果による短期の気分変動は別物として扱う。TV観戦は未検証
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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