社会運動・アクティビズム
社会変革を目指す抗議・運動への参加
幸せへの効果の大きさ
活動家アイデンティティはhedonic・eudaimonic well-beingと正(横断)。短期の活動介入では効果なし
混在:エンパワメント・PA上昇の一方、長期活動家では燃え尽き(NA増)の報告
- ほかの幸福度指標
- エンパワメント、政治的効力感、燃え尽き(activist burnout)
- なぜ効くのか
- 意味・有能感・連帯感の充足。一方で過重負荷・敵意への曝露が消耗を招く
- 幸せの4因子
- やってみようありがとう やってみよう(意味ある行動)+ありがとう(連帯)
こうすると更に効く
活動家としてのアイデンティティを持つ人はhedonic(快)とeudaimonic(意味)の両方のwell-beingが高い傾向があり(Klar & Kasser, 2009)、効いているのは意味・有能感・連帯感の3つみたいです。なので、大義のために身を削るより、自分にできる小さな役割から始めて、仲間との関係を大事にするほうが長続きします。成果が出るかどうかだけに幸せを賭けないこと、休む時間を最初から予定に入れることが燃え尽き(activist burnout)を防ぐコツです。
気をつけること
根拠は横断の相関と系統的レビュー(Vestergren, Drury & Chiriac, 2017)で、もともと元気で意欲的な人が活動を選ぶという自己選択バイアスが大きいです。短期の活動介入では効果が出ておらず、運動の成否や周囲の反応によって効果が反転することも報告されています。長期の活動家では敵意への曝露や過重負荷で消耗(NA増)が報告されているので、『頑張るほど良い』ではありません。疲弊や落ち込みが続くときは、活動から離れることも含めて専門家に相談してください。
最初の一歩
関心のあるテーマの集まりに、1回だけ顔を出してみてください。続けるかどうかは、そこで会った人たちと一緒にいて心地よいかで決めるのがいいと思います。
主要な研究
- Some Benefits of Being an Activist: Measuring Activism and Its Role in Psychological Well-Being(Klar & Kasser, 2009, Political Psychology)
- The biographical consequences of protest and activism: a systematic review and a new typology(Vestergren, Drury & Chiriac, 2017, Social Movement Studies)
メモ:横断相関+系統的レビュー(質的研究多数)。自己選択バイアス大。運動の成否・周囲の反応で効果が反転。燃え尽き研究(Chen & Gorski 2015)は検索で間接確認
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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