世界の論文 ・ A09 測定・尺度 ・ W0277
主要400 ありのままに レビュー
自己報告によるマインドフルネスの測定
Assessment of mindfulness by self-report.
R. Baer(2018)Current Opinion in Psychology, 28, 42–48
ひとことで
マインドフルネス尺度の評価
自己報告式のマインドフルネス尺度が妥当な心理測定的性質を持ち、多次元的な測定が効果の理解に役立つことを論じた。
要旨根拠:抄録
マインドフルネスと心理的機能の関係を理解するにはその測定が欠かせず、現在は主に自己報告式の質問紙が使われている。本論文はマインドフルネス尺度の現状を整理した短い総説である。さらなる検討は必要としつつも、既存の質問紙は妥当な心理測定的性質(=信頼性や妥当性)を持ち、マインドフルネスが健康やウェルビーイングに及ぼす影響の理解に貢献していると評価した。例えば多次元的に測定すると、今この瞬間への気づきは、評価しない・反応しない姿勢を伴わなければ役に立たない場合があり、瞑想経験のない人では両者の関連が弱いことが分かってきた。仏教におけるマインドフルネスの概念と心理学の概念の違いは尺度への批判の源になりがちだが、避けられないものであり必ずしも問題ではないと論じている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0009 Brown(2003)のMAASとW0022 Baer(2006)・W0082 Baer(2008)のFFMQを中心に自己報告式尺度の証拠を整理した
- 論争W0287 Dam(2017)がマインドフルネス研究の誇張や自己報告尺度の妥当性を批判しており、本論文は測定の強みと限界を示してこれに応答した
- 日本語版・翻訳W2345 Sugiura(2011)がFFMQ日本語版を作成している
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 10本
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0022 自己報告式の評価法を用いたマインドフルネスの側面の探究 Baer(2006) Assessment (Odessa, Fla.) 主要400 被引用 7,685
- W0026 文脈の中のマインドフルネス介入:過去、現在、そして未来 Kabat-Zinn(2003) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 8,598
- W0082 瞑想者と非瞑想者のサンプルにおける五因子マインドフルネス質問紙の構成概念妥当性 Baer(2008) Assessment (Odessa, Fla.) 主要400 被引用 3,025
- W0135 マインドフルネス瞑想の実践に基づく慢性疼痛患者のための行動医学外来プログラム:理論的考察と予備的結果 Kabat-Zinn(1982) General Hospital Psychiatry 主要400 被引用 4,237
- W0184 マインドフルネスに基づく療法:包括的メタ分析 Khoury(2013) Clinical Psychology Review 主要400 被引用 2,012
- W0235 マインドフルネス:操作的定義の提案 Bishop(2006) Clinical Psychology Science and Practice 被引用 1,998
- W0276 マインドフルネス認知療法とマインドフルネスストレス低減法はどのように精神的健康とウェルビーイングを改善するか:媒介研究のシステマティックレビューとメタ分析 Gu(2015) Clinical Psychology Review 被引用 1,675
- W0287 過熱に注意せよ:マインドフルネスと瞑想研究の批判的評価と今後の研究指針 Dam(2017) Perspectives on Psychological Science 被引用 1,344
- W0355 トロント・マインドフルネス尺度:開発と妥当性検証 Lau(2006) Journal of Clinical Psychology 被引用 1,457
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1016/j.copsyc.2018.10.015
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- DOI
- 10.1016/j.copsyc.2018.10.015
文献表記(APA第7版)
Baer, R. A. (2018). Assessment of mindfulness by self-report. Current Opinion in Psychology, 28, 42–48. https://doi.org/10.1016/j.copsyc.2018.10.015
影響力の指標
- 著名度スコア
- 81.1 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,280(うち影響引用 102)・ OpenAlex 224
- 年あたり被引用
- 142.2
- FWCI
- 3.0(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 7.7%
- 分野(OpenAlex)
- Mindfulness and Compassion Interventions
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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