自己報告式の評価法を用いたマインドフルネスの側面の探究
Using Self-Report Assessment Methods to Explore Facets of Mindfulness
R. Baer, Gregory T. Smith, J. Hopkins et al.(2006)Assessment (Odessa, Fla.), 13(1), 27–45
既存の5つのマインドフルネス質問紙を統合的に因子分析し、マインドフルネスが5つの側面から成ることを示した。
要旨根拠:抄録
当時開発されていた複数のマインドフルネス質問紙が、どのような側面(ファセット)を測っているのかを検討した。大学生の2つの大規模サンプルに5つのマインドフルネス質問紙と関連概念の尺度に回答してもらい、内的一貫性や収束的・弁別的妥当性を調べた。全項目をまとめた因子分析から、解釈可能な5つの側面(観察、記述、気づきを伴う行動、内的体験を判断しない、内的体験に反応しない)が見出された。階層的確認的因子分析では、少なくとも4側面が全体としてのマインドフルネスを構成し、因子構造は瞑想経験によって異なる可能性が示された。各側面は他の概念と予想通りに関連し、心理症状の予測に独自の寄与を持っていた。これが五因子マインドフルネス質問紙(FFMQ)の基礎となった。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0009 Brown & Ryan(2003)のMAASやW0051 Baer(2003)を含む5尺度を統合した
- 再現・検証W0082 Baer(2008)が瞑想経験者と非経験者で構成概念妥当性を確認した
- 後続・発展W0277 Baer(2018)が自己報告測定を総括した
- 論争W0287 Van Dam(2017)が自己報告によるマインドフルネス測定の限界を批判した
- 日本語版・翻訳W2345 Sugiura(2011)の日本語版FFMQ
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 8本
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0026 文脈の中のマインドフルネス介入:過去、現在、そして未来 Kabat-Zinn(2003) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 8,598
- W0041 セルフ・コンパッション:自分自身への健全な態度の代替的概念化 Neff(2003) Self and Identity 主要400 被引用 5,426
- W0051 臨床的介入としてのマインドフルネス訓練:概念的・実証的レビュー Baer(2003) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 5,061
- W0135 マインドフルネス瞑想の実践に基づく慢性疼痛患者のための行動医学外来プログラム:理論的考察と予備的結果 Kabat-Zinn(1982) General Hospital Psychiatry 主要400 被引用 4,237
- W0328 セルフ・コンパッションを測定する尺度の開発と妥当性検証 Neff(2003) Self and Identity 主要400 被引用 6,454
- W0235 マインドフルネス:操作的定義の提案 Bishop(2006) Clinical Psychology Science and Practice 被引用 1,998
- W0282 マインドフルネスと感情調整:認知的・感情的マインドフルネス尺度改訂版(CAMS-R)の開発と初期的妥当性検証 Feldman(2007) Journal of Psychopathology and Behavioral Assessment 被引用 1,675
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0068 マインドフルネス:理論的基礎とその有益な効果のエビデンス Brown(2007) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,774
- W0082 瞑想者と非瞑想者のサンプルにおける五因子マインドフルネス質問紙の構成概念妥当性 Baer(2008) Assessment (Odessa, Fla.) 主要400 被引用 3,025
- W0123 マインドフルネスが心理的健康に与える効果:実証研究のレビュー Keng(2011) Clinical Psychology Review 主要400 被引用 2,740
- W0242 マインドフルネス実践は脳の局所灰白質密度を増加させる Hölzel(2010) Psychiatry Research 主要400 被引用 1,876
- W0277 自己報告によるマインドフルネスの測定 Baer(2018) Current Opinion in Psychology 主要400 被引用 1,280
- W0230 MBSRプログラムにおけるマインドフルネス実践と、マインドフルネスの水準、身体的・心理的症状、ウェルビーイングとの関係 Carmody(2008) Journal of behavioral medicine 被引用 1,986
- W0282 マインドフルネスと感情調整:認知的・感情的マインドフルネス尺度改訂版(CAMS-R)の開発と初期的妥当性検証 Feldman(2007) Journal of Psychopathology and Behavioral Assessment 被引用 1,675
- W0287 過熱に注意せよ:マインドフルネスと瞑想研究の批判的評価と今後の研究指針 Dam(2017) Perspectives on Psychological Science 被引用 1,344
- W0323 マインドフル・コミュニケーション教育プログラムと、プライマリケア医のバーンアウト・共感・態度との関連 Krasner(2009) Journal of the American Medical Association (JAMA) 被引用 1,670
- W0327 健康な人のストレス管理のためのマインドフルネスストレス低減法:レビューとメタ分析 Chiesa(2009) Journal of Alternative and Complementary Medicine 被引用 1,763
- W0325 職場におけるマインドフルネスの効用:感情調整、情緒的消耗、職務満足におけるマインドフルネスの役割 Hülsheger(2013) Journal of Applied Psychology 被引用 1,391
- W0355 トロント・マインドフルネス尺度:開発と妥当性検証 Lau(2006) Journal of Clinical Psychology 被引用 1,457
ほか 3 件
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文献表記(APA第7版)
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- 上位 0.1%未満
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- Mindfulness and Compassion Interventions
- 主要400の選定
- 概念枠(B12 マインドフルネス・味わうことの上位3)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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