世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B12 マインドフルネス・味わうこと ・ W0135
主要400 ありのままに 実証

マインドフルネス瞑想の実践に基づく慢性疼痛患者のための行動医学外来プログラム:理論的考察と予備的結果

An outpatient program in behavioral medicine for chronic pain patients based on the practice of mindfulness meditation: theoretical considerations and preliminary results.

Jon Kabat-Zinn(1982)General Hospital Psychiatry, 4(1), 33–47

ひとことで
慢性疼痛へのMBSR

10週間のマインドフルネス瞑想プログラムにより、慢性疼痛患者の痛みと気分障害が大きく軽減することを示した。

要旨根拠:抄録

通常の医療で改善しない慢性疼痛患者に対し、自己調整(=自分で心身の状態を整える力)を身につける行動医学プログラムとして、マインドフルネス瞑想を用いた10週間のストレス低減・リラクゼーション・プログラム(のちのMBSR)が試みられた。瞑想は身体感覚を「距離をおいて観察する」注意の構えを育て、痛みの感覚成分と、それに伴う情動的な警報反応とを切り離すことで苦しみを減らすと理論づけられた。腰・首肩・頭痛などの慢性疼痛患者51名のデータでは、10週後に65%が疼痛評価指数で33%以上、50%が50%以上の減少を示した。気分の乱れや精神症状も大きく改善し、追跡時もおおむね維持され、痛みの種類によらなかった。対照群のない予備研究という限界はあるが、MBSRの原点となる論文である。

関係メモ——この研究のその後

  • 後続・発展W0026 Kabat-Zinn(2003)がMBSRを含むマインドフルネス介入の系譜を整理し、W0045 Bishop(2004)とW0022 Baer(2006)が定義と測定を確立した
  • 統合(メタ分析)W0078 Grossman(2004)がMBSRの中程度の健康効果を報告し、W0083 Hofmann(2010)が不安・抑うつへの効果を、W0164 Goyal(2014)が不安・抑うつ・痛みへの小〜中程度の改善を確認した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

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研究のつながり

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DOI
10.1016/0163-8343(82)90026-3

文献表記(APA第7版)

Kabat-Zinn, J. (1982). An outpatient program in behavioral medicine for chronic pain patients based on the practice of mindfulness meditation: theoretical considerations and preliminary results. General Hospital Psychiatry, 4(1), 33–47. https://doi.org/10.1016/0163-8343(82)90026-3

影響力の指標

著名度スコア
89.9 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 4,237(うち影響引用 396)・ OpenAlex 4,309
年あたり被引用
94.2
FWCI
1.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 22.4%
分野(OpenAlex)
Musculoskeletal pain and rehabilitation
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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