有意味な仕事とは自己実現とより広い目的である:有意味な仕事の主要次元の定義
Significant Work Is About Self-Realization and Broader Purpose: Defining the Key Dimensions of Meaningful Work
Frank Martela, A. B. Pessi(2018)Frontiers in Psychology, 9, 363
有意味な仕事を、全体的な価値評価と「より広い目的」「自己実現」の2つの下位次元で定義することを提案した。
要旨根拠:抄録
有意味な仕事は動機づけ、コミットメント、ウェルビーイングの中心にあると理解されるようになったが、研究者ごとに定義が部分的に異なり、研究の進展を妨げていた。本論文は有意味な仕事の幅広い定義を検討し、最も広い意味での有意味さとは、仕事が本質的に価値があり行う価値があるかという全体的評価、つまり仕事の重要性だと論じた。さらにその下位次元として、より大きな善や向社会的目標に役立つという「より広い目的」(=本人を超えた仕事の価値)を挙げた。もう一つは、仕事における自律性、本来性、自己表現の感覚としての「自己実現」(=本人にとっての仕事の価値)である。従来の定義はこれらの一部しか含まないことが多いため、今後は3要素すべてを定義と測定に含めるべきだと提言した。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0158 Rosso(2010)の仕事の意味の統合レビューとW0295 Martela & Steger(2016)の意味の三側面論を土台に、有意味な仕事の次元を整理した
- W0744 Allan(2018)のメタ分析が有意味な仕事は仕事満足・エンゲージメント・コミットメントと強く関連することを示した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0049 人生の意味尺度(MLQ):人生の意味の存在と探求の測定 Steger(2006) Journal of Counseling Psychology 主要400 被引用 4,717
- W0158 仕事の意味について:理論的統合とレビュー Rosso(2010) Research in Organizational Behavior 主要400 被引用 2,197
- W0295 人生の意味の3つの意味:首尾一貫性・目的・重要性の区別 Martela(2016) The Journal of Positive Psychology 主要400 被引用 1,273
- W0414 有意味な仕事の測定 Steger(2012) Journal of Career Assessment 主要400 被引用 1,194
- W0421 ジョブ、キャリア、コーリング:人々の仕事との関係 Wrzesniewski(1997) Journal of Research in Personality 主要400 被引用 1,607
- W1214 自己破壊感・抑うつ・物質使用・自殺念慮:媒介要因としての人生の目的の欠如 Harlow(1986) Journal of Clinical Psychology 主要400 被引用 529
- W0500 自律性を個人主義や独立性から区別する――文化的志向の内在化とウェルビーイングに関する自己決定理論の視点 Chirkov(2003) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 1,390
- W0576 変革型リーダーシップと心理的ウェルビーイング:有意味な仕事の媒介的役割 Arnold(2007) Journal of Occupational Health Psychology 被引用 1,090
- W0593 健康とウェルビーイングを生み出し維持するシステムとしての人生の目的:統合的で検証可能な理論 McKnight(2009) Review of General Psychology 被引用 882
- W0725 理解・目的・存在価値としての人生の意味:統合と新たな研究課題に向けて George(2016) Review of General Psychology 被引用 559
- W0739 天職が呼ぶとき:果たされなかった職業的天職を追い求める仕事と余暇のクラフティング Berg(2010) Organ. Sci. 被引用 672
- W0892 所属することは意味を持つこと Lambert(2013) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 565
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 1本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.3389/fpsyg.2018.00363
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- DOI
- 10.3389/fpsyg.2018.00363
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 33.6 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 270(うち影響引用 15)・ OpenAlex 321
- 年あたり被引用
- 30
- FWCI
- 18.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.6%
- 分野(OpenAlex)
- Job Satisfaction and Organizational Behavior
- 主要400の選定
- 専門家判断(古典・定番)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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