目標設定(SMART/具体的目標)
具体的で測定可能な目標を立てて行動を方向づける
幸せへの効果の大きさ
(推定) 目標設定単独の行動変容効果d=.34(141論文・384効果量、Epton 2017)。SWBは直接アウトカムでなく、目標進捗→人生満足(相関r≈.4程度と報告される)からの推定
未検証(感情への統合値なし)。目標進捗はPA、目標葛藤・未達はNAと関連(相関)
- ほかの幸福度指標
- 行動変容(身体活動・食事等)d=.34。難しい目標・公開した目標・集団目標で効果大(Epton 2017)
- なぜ効くのか
- 注意の焦点化・努力の喚起・持続性の向上→進捗感→有能感
- 幸せの4因子
- やってみよう やってみよう
こうすると更に効く
行動を変える効果は、目標設定単独でd=.34と小〜中程度です(Epton et al., 2017)。同じ研究では、難しめの目標、人に公開した目標、仲間と共有する集団目標で効果が大きいとされています。幸せの観点で大事なのは、目標の有無より「進んでいる」という手応えで、目標の進捗と主観的幸福感の関連はr≈.4程度と報告されています(Klug & Maier, 2015)。だから、大きな目標を小さなステップに分けて進捗が見えるようにし、「自分が本当に望むこと」(内発的な目標)から選ぶのがコツなんです。
気をつけること
行動変容への効果は実験で示されていますが、幸福度との関係は相関が中心で、「幸せな人ほど目標が進む」方向もありえます。人生満足への効果はまだ推定段階です。注意したいのは、他人の期待から来る外発的な目標や「〜しないようにする」という回避型の目標は、むしろ逆効果になる可能性があること。目標が達成できないときの自己批判や、数値に縛られて楽しさが消える「やりすぎ」にも気をつけてください。
最初の一歩
今週、気になっている目標を1つ、「いつまでに・どのくらい」まで具体化して、さらに最初の一歩を今日できるサイズに切ってみてください。小さく進んだら、進んだこと自体を記録するのがポイントです。
主要な研究
- Unique effects of setting goals on behavior change: Systematic review and meta-analysis(Epton, Currie & Armitage, 2017, J Consult Clin Psychol)
- Linking goal progress and subjective well-being: A meta-analysis(Klug & Maier, 2015, J Happiness Stud)
メモ:目標設定自体の幸福効果より『目標進捗』『自己一致目標(内発的)』が幸福を予測するという知見が主(Klug & Maier 2015, J Happiness Stud のメタ(r≈.4)は今回未照合)。外発的・回避型目標は逆効果の可能性。『自己一致目標』行と弁別。v2.6.1:OpenAlexで1本を確認。OpenAlex表記年は2014(オンライン先行)。冊子は2015(vol.16)
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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