幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
文化・芸術へのアクセス
美術館・演劇・音楽会など文化活動への参加頻度
月1回の美術館や音楽会で、うつの発症リスクが半分近くに
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい〜○ 縦断で評価的WB正、月1回以上でうつ発症OR=0.52
感情のバランス(PANAS)
○正寄り 体験的WB・PA・自己実現に正
- ほかの幸福度指標
- 孤独感26〜32%低下、うつ予防
- なぜ効くのか
- 社会的つながり・意味/超越体験・認知/情動的関与
- 幸せの4因子
- やってみようありがとう ありがとう/やってみよう(自己実現・超越)
こうすると更に効く
英国の高齢者2148人を10年追跡したELSAの研究で、月1回以上の文化活動参加はうつの発症オッズ比0.52と関連していました(Fancourt & Tymoszuk, 2019)。効かせるコツは頻度で、年に数回より月1回の方が明確に効きます。社会的つながり、意味や超越の体験、認知的・情動的な関与が重なる活動(友人と行く展覧会、参加型の音楽会)がよさそうです。有料でなくても、地域の無料コンサートや図書館の企画展でも十分です。
気をつけること
観察研究なので、元気な人ほど出かけられるという逆方向や、所得・教育といった第三の要因の影響が残ります。効果は確度Bで、縦断的な関連はあるものの実験的な証拠は限られます。「教養のため」と義務にすると楽しさが消えますし、人混みが苦手な人には別の形(映画、家での音楽鑑賞)でもよさそうです。
最初の一歩
今週末、近所で開かれている展覧会や公演を1つ探して予定に入れる。できれば誰かを誘ってみる。
主要な研究
- Cultural engagement and incident depression in older adults: evidence from ELSA(Fancourt & Tymoszuk, 2019, British Journal of Psychiatry)
メモ:月1回以上でうつ発症OR=0.52は原典一致(ELSA、n=2,148・10年追跡)
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「文化・多様性・共生」の項目
混在 A 移民・移住適応 移住先で効くのは「人とのつながり」、最大の毒は「差別」 幸福↓ A 差別・スティグマ経験 差別された経験は心を確実に削る、r=−.23という中程度の影響 幸福↑ B ジェンダー平等(社会レベル) ジェンダー平等が進んだ社会ほど、男性も女性も生活満足が高いみたいです 幸福↑ B 国民の宗教性(社会文脈レベル) 宗教が幸せに効くかどうかは、その社会がどれくらい困難かで変わるみたいです 混在 B 民族的多様性/フラクショナリゼーション 多様な近隣は短期的に信頼を下げるけれど、接触があれば和らぐみたいです 混在 C 文化的タイトネス-ルーズネス 規範が強い文化は安心を、ゆるい文化は自由を与える、どちらにも光と影があるみたいです 幸福↑ B 同性婚の法制化/LGBT権利 権利の法的な承認は、性的少数者の自殺企図を減らし、多数派には何も奪わない 混在 B ナショナリズム・愛国心 『この国の一員だ』という帰属感は幸せを支える、『他国より上だ』は別の話
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
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