幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
失業給付の寛大さ(制度文脈)
寛大な失業給付が失業による幸福低下を緩和
失業の痛みは制度で和らぐ。給付の寛大さが「スティグマ」も減らす
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正失業者の低下を緩和
感情のバランス(PANAS)
○正NA緩和
- ほかの幸福度指標
- 失業者の生活満足
- なぜ効くのか
- 所得補填・スティグマ低減・社会規範
- 幸せの4因子
- なんとかなる なんとかなる
こうすると更に効く
国際比較で、失業給付が寛大な国ほど失業者の幸福低下が小さく、失業に対する社会規範(失業は恥という空気)の影響も和らぎます(Stavrova, Schlösser & Fetchenhauer, 2011)。個人としては、受けられる制度(雇用保険、職業訓練、住居給付)を「使って当然の権利」として早めに調べて申請することがコツです。所得補填だけでなく、生活のリズムと社会的な役割を保てる活動(訓練、ボランティア)を組み合わせると効きやすいです。
気をつけること
国レベルの比較で、個人の体験とは別の層の話です。給付が寛大な国は他の制度も整っているため、給付単独の効果とは言い切れません。確度はBです。給付があっても失業による幸福低下はゼロにはならず、就業していた人が受ける打撃の大きさは変わりません。失業中に気分の落ち込みが続くときは、公的な相談窓口や専門家へ。
最初の一歩
周囲ができること: 失業した知人に「制度は使った?」と情報を1つ渡す。本人ができること: 今週、自分が対象になる給付や訓練を1つ調べる。
主要な研究
- Are the unemployed equally unhappy all around the world?(Stavrova, Schlösser & Fetchenhauer, 2011, JEP)
- Wulfgramm(2014)
メモ:マクロ政策×個人状況の交互作用
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「政治・制度・政策」の項目
幸福↑ B 政治的自由・報道の自由 「自分で選べる」感覚が国の幸福を押し上げる 幸福↑ B 皆保険・医療アクセス(UHC) 「病気になっても破産しない」という安心が、心の健康を守る 幸福↑ B 直接民主制(住民投票) 結果だけでなく「決め方」にかかわれると満足が上がる 幸福↑ B 福祉国家の寛大さ(脱商品化) セーフティネットが厚い国ほど、国民は満足している 幸福↑ B 汚職・腐敗の少なさ 政府が清廉な国ほど、国民の幸福度は高い傾向があります 幸福↑ B 民主主義の質/政治的自由 民主主義の質が高い国ほど、生活満足は高い傾向です 幸福↑ A 育児休業・家族政策の寛大さ 有給で長めの産休・育休は、母親の心の不調を減らすみたいです 幸福↑ B 連邦制・地方分権 身近な自治体に権限とお金があるほど、住民の生活満足は高いみたいです
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