幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
福祉国家の寛大さ(脱商品化)
社会支出・脱商品化の程度が高い国ほど満足が高い
セーフティネットが厚い国ほど、国民は満足している
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正多国間で正
感情のバランス(PANAS)
○正正
- ほかの幸福度指標
- 生活満足(WVS)
- なぜ効くのか
- 経済的安全保障・リスク緩衝・不平等縮小
- 幸せの4因子
- なんとかなる なんとかなる
こうすると更に効く
多国間比較で、社会支出や脱商品化(市場に頼らず生活できる度合い)が高い国ほど生活満足が高いという結果です(Pacek & Radcliff, 2008)。メカニズムは経済的な安全保障とリスクの緩衝です。個人でできることは制度を知って使うこと、そして職場や地域で「困ったときの受け皿」を作ることです。失業・病気・介護のとき何が使えるかを知っているだけで、「なんとかなる」感は変わります。
気をつけること
マクロの政策変数で、国の豊かさや文化との交絡があり、福祉支出単独の効果とは言い切れません。確度はBです。手厚い制度が労働意欲を下げるという議論もあり、制度設計の中身で効果は変わります。個人レベルで「制度に頼る=弱い」というスティグマが強い社会では効きにくいです。
最初の一歩
今週、自分や家族が困ったときに使える公的制度を1つ調べて、家族と共有しておく。
主要な研究
- Assessing the Welfare State: The Politics of Happiness(Pacek & Radcliff, 2008, Perspectives on Politics)
メモ:マクロ政策変数
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「政治・制度・政策」の項目
幸福↑ B 失業給付の寛大さ(制度文脈) 失業の痛みは制度で和らぐ。給付の寛大さが「スティグマ」も減らす 幸福↑ B 政治的自由・報道の自由 「自分で選べる」感覚が国の幸福を押し上げる 幸福↑ B 皆保険・医療アクセス(UHC) 「病気になっても破産しない」という安心が、心の健康を守る 幸福↑ B 直接民主制(住民投票) 結果だけでなく「決め方」にかかわれると満足が上がる 幸福↑ B 汚職・腐敗の少なさ 政府が清廉な国ほど、国民の幸福度は高い傾向があります 幸福↑ B 民主主義の質/政治的自由 民主主義の質が高い国ほど、生活満足は高い傾向です 幸福↑ A 育児休業・家族政策の寛大さ 有給で長めの産休・育休は、母親の心の不調を減らすみたいです 幸福↑ B 連邦制・地方分権 身近な自治体に権限とお金があるほど、住民の生活満足は高いみたいです
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集幸福な社会の鍵は、所得だけではない。社会的支援、健康、自由、寛容、そして信頼であるジョン・ヘリウェルほか
- 主要研究幸福のマクロ経済学Tella(2003)・欧米の大規模調査から、国民の幸福度がGDP、失業、インフレ、福祉の手厚さといったマクロ経済指標と連動することを示した。
- 主要研究人生はどうか?:個人と国の変数を組み合わせて主観的ウェルビーイングを説明するHelliwell(2003)・健康、婚姻、雇用、信頼、政府の質など個人と国の要因が、国際的な生活満足の違いを大きく説明することを示した。
- 名言集すべての人間は幸福を求める。例外はない。戦争に行く者も避ける者も、この同じ欲望から動いているブレーズ・パスカル
- 発達マップなんとかなる因子の高め方5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(組織)
- 思想マップ功利主義快や苦を感じうる者すべて(人間以外の動物も含む)の快の総和が最大になる状態こそ、幸福であり善である
- 調査・報告書地球幸福度指数(ハッピー・プラネット・インデックス)幸福感と寿命を、環境への負荷で割り、「地球にやさしく幸せに生きている国」を比べる指数。
- 禅語百選和顔愛語和やかな顔と、慈しみのある言葉。何も持たなくても、誰にでもできる最も身近な布施。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →