学校での身体活動介入
学校での運動促進・座位削減プログラムと子どものメンタルヘルス
幸せへの効果の大きさ
(推定) well-being g=.88(信頼区間広く異質性大)・ポジティブメンタルヘルスg=.41(30介入)からの推定
NA低減:不安 g=.35;抑うつは有意でない
- ほかの幸福度指標
- レジリエンス g=.75・自尊感情・HRQoL;低年齢では内在化問題に負〜無効果、高実装度で悪化の報告も
- なぜ効くのか
- 運動の神経化学・自己効力感・仲間との交流
- 幸せの4因子
- やってみよう やってみよう
こうすると更に効く
学校での運動促進や座位削減のプログラムは、well-beingとレジリエンスに大きめ、ポジティブなメンタルヘルスと不安に小〜中の効果が報告されています(Andermo et al., 2020)。行のメカニズムのとおり、運動の神経化学的な効果に加えて、達成感による自己効力感と仲間との交流が働くので、楽しさと交流を含む活動のほうが効きやすいと考えられます。既収載の成人の運動と同じ方向で、授業・休み時間・放課後など日常に組み込む形が続けやすいです。
気をつけること
介入研究の統合で根拠はあります(確度A)が、信頼区間が広く異質性が非常に大きく、出版バイアスの兆候もあるので、効果量の数字はかなり割り引いて受け取る必要があります。抑うつには有意な効果がなく、低年齢では内在化問題に効果がない〜悪化、実装度が高いほど悪化したという報告もあり、無理に「やらせる」運動は逆効果になり得ます。対照群の活動内容の記載も不足しています。子どもの不調が続くときは専門家に相談してください。
最初の一歩
学校では、休み時間に体を動かせる環境を整える、授業中に立って動く時間を入れるなど、強制でない形から始めてみてください。家庭では、今週1回、親子で20分外で遊ぶ時間を取るのが最小の試し方です。
主要な研究
- School-related physical activity interventions and mental health among children: a systematic review and meta-analysis(Andermo et al., 2020, Sports Med Open)
メモ:2009〜2019の30介入、異質性I²=59〜98%・出版バイアスの兆候あり、解釈は慎重に。成人の運動(既収載)の学校版。対照群の活動内容の記載不足
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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