世界の論文 ・ A11 職場のウェルビーイング(エンゲージメント・職務満足・JD-R・バーンアウト) ・ W0188
幸せそのもの 実証
感情労働とバーンアウト:「対人の仕事」に関する二つの視点の比較
Emotional labor and burnout: Comparing two perspectives of "people work"
C. Brotheridge, Alicia A. Grandey(2002)Journal of Vocational Behavior, 60(1), 17–39
ひとことで
感情労働とバーンアウト
感情労働を仕事の要求として見る視点と従業員の演技として見る視点を比べ、表層演技がバーンアウトと強く関連することを示した。
要旨根拠:抄録
看護師やサービス職など「人を相手にする仕事」は感情的な負担が大きいと考えられてきたが、その感情的な側面が明確に研究されることは少なかった。本研究は感情労働の2つの見方、すなわち仕事に焦点を当てた見方(感情表出に関する仕事上の要求)と従業員に焦点を当てた見方(感情と表出の調整)を、バーンアウトの予測という点で比較した。5つの職業群の間で感情的な要求に有意な差があった。表層演技(感情を装うこと)は、仕事上の要求を超えて脱人格化を予測した。ポジティブな感情を示す要求を感じていることや深層演技(実際にその感情をもとうとすること)は、個人的達成感の高さと関連していた。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 10本
- W0002 ポジティブ感情とネガティブ感情の簡便な尺度の開発と妥当性検証:PANAS尺度 Watson(1988) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 41,735
- W0110 マスラック・バーンアウト尺度マニュアル Maslach(1996) Consulting Psychologists Press 被引用 3,722
- W0139 職務バーンアウトの3次元の相関要因に関するメタ分析的検討 Lee(1996) Journal of Applied Psychology 被引用 3,519
- W0214 職務バーンアウト研究のレビューと統合 Cordes(1993) Academy of Management Review 被引用 2,756
- W0459 職務遂行と自発的離職の予測因としての情緒的消耗感 Wright(1998) Journal of Applied Psychology 被引用 1,753
- W0511 対人環境がバーンアウトと組織コミットメントに与える影響 Leiter(1988) Journal of Organizational Behavior 被引用 1,661
- W0774 バーンアウト現象の理解に向けて Jackson(1986) Journal of Applied Psychology 被引用 1,055
- W0808 バーンアウト概念の歴史的・概念的発展 Maslach(1993) 被引用 896
- W1081 職業を越えたバーンアウト概念の一貫性 Leiter(1996) Anxiety Stress & Coping 被引用 550
- W1197 バーンアウトが仕事のパフォーマンスに及ぼす寄与 Wright(1997) Journal of Organizational Behavior 被引用 506
後続研究(この論文を引用している) 4本
- W2344 幸福はキャリアの成功を促進するか?――証拠の再検討 Walsh(2018) Journal of Career Assessment 主要400 被引用 206
- W0182 「ショーは続けなければならない」とき:情緒的消耗と同僚評定のサービス提供の規定因としての表層演技と深層演技 Grandey(2003) Academy of Management Journal 被引用 2,279
- W0367 教師のバーンアウトへの評価理論的視点:教師の感情労働の検討 Chang(2009) Educational Psychology Review 被引用 1,330
- W1487 セルフコンパッションの構成要素間の関係:自己への優しさ・共通の人間性・マインドフルネスを高める思いやりの筆記介入を用いたパイロット研究 Dreisoerner(2020) Journal of Happiness Studies 被引用 109
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1006/JVBE.2001.1815
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1006/JVBE.2001.1815
文献表記(APA第7版)
Brotheridge, C. M., & Grandey, A. A. (2002). Emotional labor and burnout: Comparing two perspectives of "people work". Journal of Vocational Behavior, 60(1), 17–39. https://doi.org/10.1006/jvbe.2001.1815
影響力の指標
- 著名度スコア
- 86.2 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 2,388(うち影響引用 221)・ OpenAlex 2,366
- 年あたり被引用
- 95.5
- FWCI
- 65.5(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Emotional Labor in Professions
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと感情労働(表層演技)「笑顔を作る」のは消耗する。「気持ちを作る」なら、ほぼ無害みたいです
- 幸せに効くことバーンアウト(燃え尽き)燃え尽きの中心は『資源の枯渇』。回復不全が続くと人生の評価まで下がります
- 発達マップワークエンゲージメント(活力・熱意・没頭)との関係5つの発達段階で比べた表・ウェルビーイングと仕事のフレームワーク
- 発達マップEQ(感情知性)の捉え方5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 名言集裏を見せ、表を見せて、散る紅葉良寛
- 調査・報告書仕事と幸福(世界幸福度報告2017 第6章)仕事があること、仕事の種類、職場の特徴が幸福とどう関係するかを世界のデータで調べた章。
- 禅語百選本来面目生まれる前から持っている、ありのままの本当の自分。社会的な役割や思い込みを剥がしたあとに残る、素顔。
- 思想マップ悩み相談:働くことが人生のすべてになっている仕事・まず読むなら 儒教(原始)/ユダヤ教/仏教(上座部)
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →