世界の論文 ・ A01 主観的幸福感・生活満足 ・ W0189
主要400 幸せそのもの レビュー
主観的ウェルビーイング研究の進展
Advances in subjective well-being research
E. Diener, S. Oishi, L. Tay(2018)Nature Human Behaviour, 2(4), 253–260
ひとことで
主観的幸福感研究の総説
主観的幸福感の測定、規定因、健康や人間関係への効果、文化差、政策利用までの研究の到達点を整理した。
要旨根拠:抄録
幸福や満足として知られる主観的ウェルビーイングの実証科学は、この10年で大きく発展した。本論文はディーナー、大石、テイがその主要な研究領域を選択的に概観した総説である。まず測定の妥当性と生じうるバイアス、研究方法を説明し、気質、所得、支え合う人間関係などの規定因を紹介した。高い主観的ウェルビーイングは健康と長寿、良好な人間関係、仕事の成果や創造性と関連することが示されている。社会レベルでは、文化によって幸福の水準だけでなく重視される幸福の種類も異なり、普遍的な予測因と文化固有の予測因が存在する。さらに政策判断に幸福の国民勘定を用いる動きを紹介し、未解明の課題と今後の研究方向を論じている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0133 Diener(1999)の30年総説を引き継ぎ、W0449 Luhmann(2011)の適応研究やW0108 Kahneman(2010)の所得研究を取り込んで到達点を更新した
- 後続・発展同時期のW0444 Diener(2018)が未解決課題を整理し、W1152 Kim(2021)が生活満足度とその後の健康・行動アウトカムの前向き関連をアウトカム・ワイドに検証した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0001 自己決定理論と、内発的動機づけ・社会的発達・ウェルビーイングの促進 Ryan(2000) American Psychologist 主要400 被引用 41,852
- W0002 ポジティブ感情とネガティブ感情の簡便な尺度の開発と妥当性検証:PANAS尺度 Watson(1988) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 41,735
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0016 主観的幸福感 Diener(1984) Psychological bulletin 主要400 被引用 14,738
- W0017 幸福と人間の潜在力について:快楽主義的・エウダイモニア的ウェルビーイング研究のレビュー Ryan(2001) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 11,279
- W0039 頻繁なポジティブ感情の効用:幸福は成功をもたらすのか Lyubomirsky(2005) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,237
- W0089 主観的幸福感:幸福の科学と国民幸福指標の提案 Diener(2000) American Psychologist 主要400 被引用 3,789
- W0093 日常生活の経験を捉えるための調査法――一日再構成法(DRM) Kahneman(2004) Science 主要400 被引用 3,401
- W0108 高所得は人生評価を高めるが感情的ウェルビーイングは高めない Kahneman(2010) Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 主要400 被引用 3,013
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W2332 経済成長は人間の暮らしを改善するか?――いくつかの実証的証拠 Easterlin(1974) Nations and Households in Economic Growth(書籍の章) 主要400 被引用 4,788
- W0181 幸福な人は長生きする:主観的ウェルビーイングは健康と長寿に寄与する Diener(2011) Applied Psychology Health and Well-Being 主要400 被引用 2,497
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 2本
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.1038/s41562-018-0307-6
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- DOI
- 10.1038/s41562-018-0307-6
文献表記(APA第7版)
Diener, E., Oishi, S., & Tay, L. (2018). Advances in subjective well-being research. Nature Human Behaviour, 2(4), 253–260. https://doi.org/10.1038/s41562-018-0307-6
影響力の指標
- 著名度スコア
- 86.1 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,748(うち影響引用 94)・ OpenAlex 1,978
- 年あたり被引用
- 194.2
- FWCI
- 85.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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