自己決定理論で仕事の未来を理解し形づくる
Understanding and shaping the future of work with self-determination theory
Marylène Gagné, S. Parker, M. Griffin et al.(2022)Nature Reviews Psychology, 1(7), 378–392
技術変化による仕事の未来において、SDTが労働者の基本的心理欲求を満たす職務設計にどう役立つかを総説した。
要旨根拠:抄録
自己決定理論は、仕事の文脈が有能さ・自律性・関係性という基本的心理欲求にどう影響するかを示し、働く人の動機づけを最適化する要因の理解に貢献してきた。技術革新が仕事の性質を変える中で、生じる不確実性や相互依存が動機づけ、業績、ウェルビーイングにどう影響するかをSDTから洞察できる。本総説は、職場領域でのSDTの蓄積を要約したうえで、選考評価に使われる新技術が応募者の経験にどう影響し、SDTが応募者の態度と成績をどう改善できるかを論じた。さらに、技術が職務設計をどう変えるかを検討し、リモートワーク、バーチャルなチームワーク、アルゴリズムによる管理(=AIやシステムが仕事の割当や評価を行うこと)の3事例で欲求充足への影響を考察した。未来の仕事を心理的欲求を満たすよう設計することが、業績とウェルビーイングにとって極めて重要だと結論づけている。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 11本
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0012 バーンアウトの仕事の要求度-資源モデル Demerouti(2001) Journal of Applied Psychology 主要400 被引用 13,194
- W0040 外的報酬が内発的動機づけに及ぼす効果を調べた実験のメタ分析的レビュー Deci(1999) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,355
- W0207 内発的動機づけと外的インセンティブは共に業績を予測する:40年分のメタ分析 Cerasoli(2014) Psychological bulletin 主要400 被引用 1,810
- W0541 本来感の多成分的概念化:理論と研究 Kernis(2006) Advances in experimental social psychology 主要400 被引用 1,017
- W0020 仕事の要求度-資源理論:これまでの総括と今後の展望 Bakker(2017) Journal of Occupational Health Psychology 被引用 6,743
- W0161 ジョブ・クラフティング尺度の開発と妥当性検証 Tims(2012) Journal of Vocational Behavior 被引用 1,939
- W0165 仕事の資源は仕事の要求度がバーンアウトに及ぼす影響を緩衝する Bakker(2005) Journal of Occupational Health Psychology 被引用 2,511
- W0501 仕事の特性、バーンアウト、エンゲージメントの関係の説明:基本的心理欲求の充足の役割 Broeck(2008) Work & Stress 被引用 1,250
- W1243 本来感の社会心理学に向けて:自己決定理論を用いた自律性、一致性、誠実さの個人内変動の探究 Ryan(2019) Review of General Psychology 被引用 198
- W2320 仕事におけるフロー:自己決定理論からの視点 Bakker(2017) Occupational Health Science 被引用 0
後続研究(この論文を引用している)
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- https://doi.org/10.1038/s44159-022-00056-w
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- DOI
- 10.1038/s44159-022-00056-w
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 53 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 392(うち影響引用 25)・ OpenAlex 426
- 年あたり被引用
- 78.4
- FWCI
- 13.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.4%
- 分野(OpenAlex)
- Job Satisfaction and Organizational Behavior
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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