幸福↓ 幸せを損なう 確度B大規模研究・複数の研究が一致
職務要求・仕事量
量的・認知的・情緒的な仕事上の要求負荷
仕事量そのものより、「資源なしの高要求」が消耗を生むんです
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい(間接・負) バーンアウト経由で負
感情のバランス(PANAS)
×負高要求は消耗・NAを予測
- ほかの幸福度指標
- バーンアウト(情緒的消耗)と中〜大の正
- なぜ効くのか
- JD-Rの健康障害プロセス:要求→資源枯渇→消耗
- 幸せの4因子
- やってみよう やってみよう枯渇
こうすると更に効く
職務要求(量的・認知的・情緒的な仕事の負荷)は、JD-Rモデルの「健康障害プロセス」で、要求→資源の枯渇→情緒的消耗という道筋で効いてきます(Crawford et al., 2010)。ただ同じ要求でも、挑戦的要求(やりがいのある難題)と妨害的要求(理不尽な手続き・不明確な指示)では意味が違い、後者のほうが消耗との関連が強く、エンゲージメントも下げます。だから要求を減らす工夫は、量を減らすことと同じくらい「妨害的な要求を取り除く」(無駄な承認・不明確な指示をなくす)ことに向けるのが効率的です。要求を下げられないときは、裁量・サポート・フィードバックといった資源を足すと消耗が緩和されます。
気をつけること
メタ分析の多くは横断の自己報告で、「消耗している人ほど仕事を重く感じる」という逆方向の可能性があります。バーンアウトとの関連は中〜大で頑健ですが、人生満足への効果は間接的な推定です。要求をゼロにすればよいわけではなく、低すぎる要求は退屈や意味喪失につながるので、「回復できる範囲の負荷」が目安です。疲れが取れない・眠れない・気持ちが沈む状態が数週間続くなら、仕事量の調整だけでなく専門家に相談してください。
最初の一歩
今週の業務を「挑戦(成長につながる)」「妨害(ただ邪魔)」に分けて、妨害側から一つだけ減らす交渉をしてみてください。減らせないなら、その業務について誰かに手伝いを頼む・裁量を広げてもらうのが最初の一歩です。
主要な研究
- Linking job demands and resources to employee engagement and burnout: A theoretical extension and meta-analytic test(Crawford et al., 2010, JAP)
メモ:タイトルを正式名に補完
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「仕事の中身・やりがい」の項目
幸福↑ A 仕事の意味 『この仕事に意味がある』と感じられると、人生満足も人生の意味もはっきり高まります 幸福↑ A 職務満足 仕事への満足は人生満足とはっきり関連。1日の最大ブロックの質が全体に波及します 幸福↑ B ジョブクラフティング 仕事を自分で『作り変える』と、エンゲージメントと満足が上がる。接近型がポイント 幸福↑ B ワークエンゲージメント 仕事に夢中になれる人は、人生の満足も健康も高めみたいです 幸福↑ B 使命感/召命(calling) 「呼ばれている」と感じられる仕事は、人生の満足も少し高めるみたいです 幸福↑ B 個人-職務適合(P-J fit) 「できること・したいこと」と仕事が噛み合うと、満足はかなり上がります 幸福↑ B 職場の裁量・自律性 日本では、所得より「自分で決められること」のほうが幸せを説明するみたいです 幸福↓ B 役割葛藤/役割曖昧性 「何を期待されているか分からない」は、仕事の満足をはっきり削ります
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
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- 主要研究バーンアウトの仕事の要求度-資源モデルDemerouti(2001)・仕事の要求度は消耗感と、仕事の資源の欠如は離脱と主に関連するというJD-Rモデルを提唱し実証した。
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