高齢者における味わうこと、レジリエンス、心理的ウェルビーイング
Savoring, resilience, and psychological well-being in older adults
Jennifer L. Smith, L. Hollinger-Smith(2015)Aging & Mental Health, 19(3), 192–200
高齢者では味わう力とレジリエンスがともに幸福を予測し、レジリエンスが低い人ほど味わう力の効果が大きいことを示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、フレドリクソンの拡張-形成理論とザウトラの感情の動的モデルに基づき、肯定的経験を味わう力(=よい気持ちに気づき、それを保ち高める力)と心理的ウェルビーイングの関係を検討した。特に、レジリエンス(=困難から立ち直る力)の高い高齢者と低い高齢者で関係が異なるかに注目した。大都市圏に住む高齢者164人(女性74%)を、継続介護付き退職者コミュニティや地域センターから募集し、味わう力、レジリエンス、幸福感、抑うつ、人生満足度を質問紙で測定した。その結果、味わう力とレジリエンスはいずれも、高い幸福感、低い抑うつ、高い人生満足度を予測した。味わう力と幸福の関連はレジリエンスの低い人でより強かった。味わう力を高め肯定的感情を増やす介入が、高齢者のウェルビーイングとストレスへの強さを高める可能性を示唆する。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 12本
- W0005 人生満足度尺度(Satisfaction With Life Scale) Diener(1985) Journal of Personality Assessment 主要400 被引用 31,990
- W0007 ポジティブ心理学におけるポジティブ感情の役割:拡張-形成理論 Fredrickson(2001) American Psychologist 主要400 被引用 15,016
- W0039 頻繁なポジティブ感情の効用:幸福は成功をもたらすのか Lyubomirsky(2005) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,237
- W0072 主観的幸福の尺度:信頼性と構成概念妥当性の予備的検証 Lyubomirsky(1999) Social Indicators Research 主要400 被引用 4,087
- W0092 レジリエンスの高い人はポジティブ感情を使ってネガティブな感情経験から立ち直る Tugade(2004) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 3,898
- W0111 幸福の追求:持続的な変化の構造 Lyubomirsky(2005) Review of General Psychology 主要400 被引用 3,220
- W0275 ポジティブ感情は創造的な問題解決を促進する Isen(1987) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,997
- W0373 シンプルなポジティブ活動はどのようにウェルビーイングを高めるのか Lyubomirsky(2013) Current Directions in Psychological Science 主要400 被引用 1,228
- W0374 社会的・情動的な加齢 Charles(2010) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 1,473
- W0483 ポジティブ感情はネガティブ感情による心血管反応からの回復を早める Fredrickson(1998) Cognition & Emotion 主要400 被引用 1,690
- W0218 ポジティブ感情とコーピングのもう一つの側面 Folkman(2000) American Psychologist 被引用 2,492
- W0377 幸福の中身を解き明かす:ポジティブ感情はレジリエンスを築くことで生活満足を高める Cohn(2009) Emotion 被引用 1,570
後続研究(この論文を引用している) 3本
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- https://doi.org/10.1080/13607863.2014.986647
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文献表記(APA第7版)
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- FWCI
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- 同年同分野で
- 上位 2.6%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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