世界の論文 ・ A11 職場のウェルビーイング(エンゲージメント・職務満足・JD-R・バーンアウト) ・ W0272
なんとかなる 実証
職場におけるポジティブ組織行動
Positive Organizational Behavior in the Workplace
Carolyn M. Youssef, F. Luthans(2007)Journal of Management, 33(5), 774–800
ひとことで
希望・楽観・レジリエンスと仕事成果
従業員の希望・楽観・レジリエンスが、業績・職務満足・仕事の幸福感・組織コミットメントを独自に説明することを示した。
要旨根拠:抄録
ポジティブ心理学と新たに台頭したポジティブ組織行動を基盤に、希望・楽観・レジリエンスという心理的資源が、従業員の望ましい仕事上の成果に与える影響を検討した。2つの研究(1,032人と232人)を行い、成果として業績(研究1は自己評価、研究2は組織の人事評価)、職務満足、仕事の幸福感、組織コミットメントを測定した。その結果、従業員の心理的資源はこれらの成果と関連し、独自の分散を説明することがおおむね支持された。ただし、希望が最も強く、楽観とレジリエンスはやや弱いなど、3つの資源は成果ごとに異なる貢献をしていた。効用分析からも実務上の意義が支持された。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0007 ポジティブ心理学におけるポジティブ感情の役割:拡張-形成理論 Fredrickson(2001) American Psychologist 主要400 被引用 15,016
- W0032 喪失、トラウマ、人間のレジリエンス:極めて過酷な出来事の後に生き抜く人間の力を過小評価してきたのではないか Bonanno(2008) American Psychologist 主要400 被引用 6,471
- W0055 楽観主義、コーピング、健康:一般化された結果期待の評価とその含意 Scheier(1985) Health Psychology 主要400 被引用 7,045
- W2346 事業所単位における従業員満足・従業員エンゲージメントと事業成果の関係:メタ分析 Harter(2002) Journal of Applied Psychology 主要400 被引用 5,104
- W0061 社会的・心理的資源と適応 Hobfoll(2002) Review of General Psychology 主要400 被引用 4,515
- W2347 職務満足と職務成績の関係:質的・量的レビュー Judge(2001) Psychological bulletin 主要400 被引用 5,099
- W0081 希望理論:心の中の虹 Snyder(2002) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,574
- W0089 主観的幸福感:幸福の科学と国民幸福指標の提案 Diener(2000) American Psychologist 主要400 被引用 3,789
- W0102 レジリエンス尺度の開発と心理測定的評価 Wagnild(1993) Journal of Nursing Measurement 主要400 被引用 3,887
- W0121 ポジティブ組織行動の必要性と意味 Luthans(2002) Journal of Organizational Behavior 主要400 被引用 3,073
- W0128 自己効力感と仕事関連のパフォーマンス:メタ分析 Stajkovic(1998) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,707
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 4本
- W0314 台頭するポジティブ組織行動論 Luthans(2007) Journal of Management 被引用 1,662
- W0466 心理的資本:従業員のストレスと離職に対抗するポジティブな資源 Avey(2009) Human Resource Management 被引用 1,247
- W0544 ポジティブ心理資本が従業員のウェルビーイングに時間を通じて与える影響 Avey(2010) Journal of Occupational Health Psychology 被引用 1,046
- W1187 教師のウェルビーイングと職務満足:職場におけるポジティブ感情の重要な役割 Dreer(2021) Educational Studies 被引用 224
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1177/0149206307305562
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1177/0149206307305562
文献表記(APA第7版)
Youssef, C. M., & Luthans, F. (2007). Positive Organizational Behavior in the Workplace. Journal of Management, 33(5), 774–800. https://doi.org/10.1177/0149206307305562
影響力の指標
- 著名度スコア
- 81.4 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,844(うち影響引用 112)・ OpenAlex 1,665
- 年あたり被引用
- 92.2
- FWCI
- 14.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.7%
- 分野(OpenAlex)
- Optimism, Hope, and Well-being
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと心理的資本(PsyCap)希望・自己効力感・レジリエンス・楽観の4つは、職務満足と強く結びついています
- 発達マップ組織版:楽観力5つの発達段階で比べた表・サーベイ・診断とWBC組織版の読み方
- 発達マップ組織版:ポジティブ感情5つの発達段階で比べた表・サーベイ・診断とWBC組織版の読み方
- 幸せに効くこと組織市民行動(OCB)同僚を助ける人は幸せだが、順番は「幸せだから助ける」のほうが大きい
- 調査・報告書従業員のウェルビーイング、生産性、企業業績――エビデンスと事例(世界幸福・ウェルビーイング政策報告2019 第5章)従業員の満足度と生産性・顧客ロイヤルティ・離職・利益の関係を、339研究のメタ分析で示した章。
- 思想マップポジティブ心理学3.0幸せは個人の中だけにあるのではなく、文化・関係・制度・生態系という複雑なシステムのなかで立ち上がる——だから幸せの物差しも一つではない
- 名言集幸福とは、貢献感であるアルフレッド・アドラー(アドラー心理学の定式)
- 禅語百選喜心・老心・大心喜ぶ心、親が子を思うような心、山のように大きな心。道元が食事係(典座)に説いた、仕事に向かう三つの心。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →