教育における気づきとレジリエンスの育成(CARE)による教室の学習環境の改善:無作為化比較試験の結果
Improving classroom learning environments by Cultivating Awareness and Resilience in Education (CARE): results of a randomized controlled trial.
Patricia A. Jennings, Jennifer L. Frank, Kari Snowberg et al.(2013)School psychology quarterly, 28(4), 374–390
教師向けマインドフルネス研修CAREが教師の幸福、効力感、マインドフルネスを高め、バーンアウトを減らすことを示した。
要旨根拠:抄録
CARE for Teachersは、教師のストレスを減らし、授業の質と教室の学習環境を高めることを目的としたマインドフルネスに基づく職能開発プログラムである。教師50人をCARE群と待機対照群に無作為に割り付け、介入前後に一般的幸福、効力感、バーンアウト・時間的切迫感、マインドフルネスを自己報告で測定し、事前得点を共変量とする共分散分析で比較した。CARE群は対照群に比べ、教師の幸福、効力感、マインドフルネスが有意に向上し、バーンアウトや時間に関するストレスが有意に減少した。参加者による評価では、CAREは実施可能で受け入れやすく、ストレス軽減と授業改善に有効な方法とみなされた。困難な環境で働く教師を支え、教室環境を改善するうえで有望なプログラムであることを示している。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0015 二つの感情調整プロセスの個人差:感情、対人関係、ウェルビーイングへの含意 Gross(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 11,790
- W0022 自己報告式の評価法を用いたマインドフルネスの側面の探究 Baer(2006) Assessment (Odessa, Fla.) 主要400 被引用 7,685
- W0068 マインドフルネス:理論的基礎とその有益な効果のエビデンス Brown(2007) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,774
- W0177 開かれた心が人生を築く:慈悲の瞑想によるポジティブ感情が重要な個人的資源を築く Fredrickson(2008) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,348
- W0067 向社会的な教室:生徒・学級の成果と関連した教師の社会情動的コンピテンス Jennings(2009) Review of Educational Research 被引用 3,645
- W0150 マインドフルネス瞑想による脳機能と免疫機能の変化 Davidson(2003) Psychosomatic Medicine 被引用 2,966
- W0197 ポジティブ感情と人間のフラリッシングの複雑なダイナミクス Fredrickson(2005) American Psychologist 被引用 2,269
- W0235 マインドフルネス:操作的定義の提案 Bishop(2006) Clinical Psychology Science and Practice 被引用 1,998
- W0327 健康な人のストレス管理のためのマインドフルネスストレス低減法:レビューとメタ分析 Chiesa(2009) Journal of Alternative and Complementary Medicine 被引用 1,763
- W0362 マインドフルネス訓練は注意のサブシステムを変化させる Jha(2007) Cognitive, Affective, & Behavioral Neuroscience 被引用 1,646
- W0367 教師のバーンアウトへの評価理論的視点:教師の感情労働の検討 Chang(2009) Educational Psychology Review 被引用 1,330
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 5本
- W0815 メンタル・ウェルビーイングを高める心理的介入の系統的レビューとメタ分析 Agteren(2021) Nature Human Behaviour 主要400 被引用 435
- W0978 教師のメンタルヘルスとウェルビーイングは生徒のメンタルヘルスとウェルビーイングと関連するか? Harding(2019) Journal of Affective Disorders 被引用 401
- W0981 医療従事者のレジリエンスを育む心理的介入 Kunzler(2020) Cochrane Database of Systematic Reviews 被引用 327
- W1178 職場におけるマインドフルネス・プログラム:ランダム化比較試験のメタ分析 Vonderlin(2020) Mindfulness 被引用 219
- W1334 教師の感情調整・バーンアウト・生活満足が児童のウェルビーイングに与える影響 Braun(2020) Journal of Applied Developmental Psychology 被引用 182
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1037/spq0000035
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1037/spq0000035
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 54 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 586(うち影響引用 51)・ OpenAlex 677
- 年あたり被引用
- 41.9
- FWCI
- 34.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Mindfulness and Compassion Interventions
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと職場マインドフルネス職場のマインドフルネス研修は、ストレス・不安・苦痛に中くらい効くんです
- 幸せに効くことマインドフルネス訓練(非臨床集団)健康な人のマインドフルネス講座は「何もしない」よりは効く、くらいです
- 発達マップ学校教育5つの発達段階で比べた表・教育
- 名言集幸福とは、スキルである。テニスや楽器と同じように、練習によって上達する ── 瞑想家たちの脳が、それを示しているリチャード・デイヴィッドソン
- 名言集幸福は身体には良い。しかし、精神の力を育てるのは悲しみであるマルセル・プルースト
- 調査・報告書OECD 国際教員指導環境調査(TALIS):教員のウェルビーイングとストレス教員と校長に勤務環境を尋ねる国際調査。教員のストレス、心身の健康、仕事の満足度を比べられる。
- 禅語百選只管打坐ただひたすらに坐る。悟りを得るための手段としてではなく、坐ることそれ自体が、すでに悟りの現れであるとして坐る。
- 思想マップポジティブ心理学1.0快い感情・没頭・意味・良い関係・達成(PERMA)という測れる要素を、自分の強み(性格の良い面)を使って増やしていけば、幸福(フラーリッシ…
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →