曝露療法
恐怖対象・記憶に段階的に向き合い回避を減らす行動療法
幸せへの効果の大きさ
(推定) PTSDで持続エクスポージャーg=1.08(対照比、k=13)、副次指標g=.77からの推定
NA低減が主:不安・恐怖の低減が主効果。不安症CBTのうち曝露主体の介入は効果が大きい傾向
- ほかの幸福度指標
- PTSD・パニック・恐怖症・OCD。効果は追跡時も維持(g=.68)
- なぜ効くのか
- 消去学習・抑制学習による恐怖反応の低減と自己効力感の回復
- 幸せの4因子
- やってみようなんとかなる なんとかなる→やってみよう→幸福度
こうすると更に効く
行の根拠では、持続エクスポージャーはPTSDで対照比g=1.08、追跡時もg=.68と効果が維持されます(Powers et al., 2010)。不安症のCBTでも曝露主体の介入は効果が大きい傾向です(Carpenter et al., 2018)。メカニズムは、消去学習・抑制学習(怖い対象が安全だと新しく学ぶこと)による恐怖反応の低減と自己効力感の回復です。効きやすいのは、特定の恐怖対象や記憶を回避することで生活が狭まっている人(PTSD・パニック・恐怖症・OCD)です。受け方としては、段階的に進めるので「いきなり最も怖いことをさせられる」わけではなく、治療者と一緒に階層表を作って少しずつ進めます。
気をつけること
確度はAですが、不安症・PTSDなど臨床集団限定で、幸福度・人生満足の直接測定は少なく記号は推定です。PTSDでは脱落率が高く、途中でやめてしまう人が少なくありません。QOL効果はCBT全体のメタ分析を参照する形です。自己流で怖いことに無理に向き合うと逆効果になりうるので、訓練を受けた治療者のもとで行ってください。症状がつらいときは、専門家に相談してください。
最初の一歩
受けるなら、CBTを実施している精神科・心療内科やカウンセリング機関で「曝露療法」を扱っているか聞いてみてください。待っている間にできるのは、避けている場面を「怖さの小さい順」に3つ書き出してみることです。
主要な研究
- A meta-analytic review of prolonged exposure for posttraumatic stress disorder(Powers et al., 2010, Clin Psychol Rev)
- Cognitive behavioral therapy for anxiety and related disorders: A meta-analysis of randomized placebo-controlled trials(Carpenter et al., 2018, Depress Anxiety)
メモ:不安症・PTSDなど臨床集団限定。PTSDでは脱落率が高い。幸福度・人生満足の直接測定は少なく、QOL効果はCBT全体のメタ(Hofmann 2014)を参照。『認知行動療法』行の構成要素
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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