「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
— 孔子 『論語』里仁第四
朝に人としての真理(道)を聞き悟ることができたなら、その日の夕方に死んでも構わない ── それほど、生きる意味・真理には命に匹敵する価値があるという、激しい求道の言葉
- 心理学では
- この言葉は、人生の意味(自分の生や世界が筋の通ったものとして分かり、向かう先がある感覚)を、命と並ぶほど大切なものとして求める姿勢を表している。Stegerら(2006)は大学生を対象とした質問紙研究で、人生に意味を感じている人ほど生活満足度が高く、抑うつが低いことを示した。さらにHill & Turiano(2014)は米国の成人を長期にわたって追跡した縦断研究で、人生の目的をもつ人ほど追跡期間中の死亡リスクが低いことを報告している。道を求める心は、生を支える力にもなる。朝のひととき、「自分は何のために働き、生きるのか」と問い直す習慣が、一日を意味あるものにする助けになる。 参考:Stegerら(2006)「The meaning in life questionnaire:…」/Hill & Turiano(2014)「Purpose in Life as a Predictor of …」 ↗