世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A07 適応・セットポイント・遺伝 ・ W0615
主要400 なんとかなる 実証

性格・ライフイベント・主観的幸福感――動的平衡モデルに向けて

Personality, life events, and subjective well-being: Toward a dynamic equilibrium model.

B. Headey, A. Wearing(1989)Journal of Personality and Social Psychology, 57(4), 731–739

ひとことで
幸福の動的平衡モデル

性格が人ごとに一定水準の出来事と幸福をもたらし、例外的な出来事だけが幸福を一時的に動かすという動的平衡モデルを提案した。

要旨根拠:抄録

オーストラリアのパネル調査(1981〜87年に4回、当初942人、最終649人)のデータで、性格、人生の出来事、主観的幸福の関係を動的に説明しようとした研究である。非常に安定した性格特性(神経症傾向、外向性、開放性)をもつ人は、好ましい出来事や悪い出来事を一定の水準で経験し、主観的幸福も一定の水準に保たれる傾向があった。ただし先行研究の示唆に反して、出来事は性格の影響を超えて主観的幸福に影響していた。著者らは、人にはそれぞれ年齢と性格から予測できる出来事と幸福の「平衡水準」があり、出来事がその水準から外れたときだけ幸福が変わるという「動的平衡モデル」を提案した。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W1392 Costa(1987)の性格による幸福の安定性に依拠
  • 後続・発展W0474 Lykken(1996)のセットポイント説と並ぶ基盤となり、W0292 Diener(2006)が適応理論を修正、W0449 Luhmann(2011)が出来事ごとの適応差をメタ分析した
  • 反証・修正一覧外:Headey (2010)自身がドイツ・パネルで人生の選択により長期的な幸福水準が変わることを示し、平衡モデルを限定した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 8本

後続研究(この論文を引用している) 15本

ほか 3 件

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https://doi.org/10.1037/0022-3514.57.4.731
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DOI
10.1037/0022-3514.57.4.731

文献表記(APA第7版)

Headey, B., & Wearing, A. J. (1989). Personality, life events, and subjective well-being: Toward a dynamic equilibrium model. Journal of Personality and Social Psychology, 57(4), 731–739. https://doi.org/10.1037/0022-3514.57.4.731

影響力の指標

著名度スコア
61.9 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,282(うち影響引用 69)・ OpenAlex 1,188
年あたり被引用
33.7
FWCI
7.7(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 2.4%
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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