世界の主要ウェルビーイング研究

主要400 幸せそのもの レビュー

経済学者は幸福研究から何を学べるか

What Can Economists Learn from Happiness Research?

Bruno S. Frey, A. Stutzer(2001)Social Science Research Network, 40(2), 402–435

ひとことで
経済学と幸福研究

主観的幸福感は効用の妥当な近似であるとし、所得・失業・インフレや民主制度が幸福に及ぼす影響を整理した。

要旨根拠:抄録

経済学者の間で高まる幸福研究への関心を受けて、幸福研究が経済学に何をもたらすかを論じたレビューである。著者らは、自己報告による主観的幸福感が個人の効用(=経済学で人の満足度を表す概念)の十分な実証的近似になると主張した。そのうえで、所得、失業、インフレといった経済変数が幸福にどう影響するかに関する研究を整理した。さらに、直接民主制の程度や地方分権の度合いなどの制度的要因が、人々の生活満足に系統的に影響することを報告した。経済政策や経済理論にとっての含意を議論し、幸福の経済学を確立する上での基礎的な文献となった。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0163 Easterlin(1995)の所得と幸福の議論とW0369 Winkelmann(1998)の失業研究に依拠した
  • 後続・発展W0657 Di Tella & MacCulloch(2006)が経済学での幸福データ活用を整理し、W0085 Dolan(2008)が幸福の決定要因を総説し、W0076 Clark(2008)が相対所得による説明を展開した
  • 論争所得と幸福の関係をめぐってW0263 Deaton(2008)が絶対所得の効果を示し、W0551 Easterlin(2010)が長期的な無関連を再主張した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 15本

ほか 3 件

後続研究(この論文を引用している) 15本

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論文ページ
https://doi.org/10.1257/002205102320161320
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DOI
10.1257/002205102320161320

文献表記(APA第7版)

Frey, B. S., & Stutzer, A. (2001). What Can Economists Learn from Happiness Research? Social Science Research Network, 40(2), 402–435. https://doi.org/10.1257/002205102320161320

影響力の指標

著名度スコア
93.6 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 4,078(うち影響引用 291)・ OpenAlex 2,588
年あたり被引用
156.8
FWCI
98.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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