世界の論文 ・ A06 幸福の経済学(所得・失業・格差) ・ W0356
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お金を超えて:ウェルビーイングの経済に向けて
Beyond Money
E. Diener, M. Seligman(2004)Psychological Science in the Public Interest, 5(1), 1–31
ひとことで
経済指標を超える幸福
経済指標だけでは社会の豊かさを捉えられないとし、政策判断にウェルビーイングを用いる国民幸福指標の創設を提案した。
要旨根拠:抄録
組織・企業・政府の政策判断は、経済的な成果だけでなく人々のウェルビーイングをもっと重視すべきだと主張した長大なレビューである。経済指標には多くの欠点があり、たとえば過去数十年で経済生産は急増したが生活満足は上がらず、抑うつや不信はむしろ増えたことを示した。社会が豊かになると、幸福の差は所得よりも人間関係や仕事の楽しさなどによって生じるようになる。職場では非経済的な要因が仕事の満足や収益性に影響し、良好な人間関係は幸福に不可欠である。さらに、幸福な人はのちに収入や業績が高く、結婚生活も良好で、健康で長生きしやすいなど、幸福は望ましい結果の原因にもなる。そこで、ポジティブ・ネガティブ感情、没頭、目的と意味、楽観と信頼、生活満足などを定期的に測る国民幸福指標の創設を提案した。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0006 所属欲求:人間の根本的動機としての対人的愛着への欲求 Baumeister(1995) Psychological bulletin 主要400 被引用 22,538
- W0016 主観的幸福感 Diener(1984) Psychological bulletin 主要400 被引用 14,738
- W2346 事業所単位における従業員満足・従業員エンゲージメントと事業成果の関係:メタ分析 Harter(2002) Journal of Applied Psychology 主要400 被引用 5,104
- W2347 職務満足と職務成績の関係:質的・量的レビュー Judge(2001) Psychological bulletin 主要400 被引用 5,099
- W0073 経済学者は幸福研究から何を学べるか Frey(2001) Social Science Research Network 主要400 被引用 4,078
- W0093 日常生活の経験を捉えるための調査法――一日再構成法(DRM) Kahneman(2004) Science 主要400 被引用 3,401
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0163 全員の所得を上げれば全員の幸福は増すのか Easterlin(1995) Journal of Economic Behavior & Organization 主要400 被引用 3,137
- W0240 とても幸せな人々 Diener(2002) Psychology Science 主要400 被引用 2,414
- W0334 幸福と経済パフォーマンス Oswald(1997) The Economic Journal 主要400 被引用 1,990
- W0416 ウェルビーイング指標の弁別的妥当性 Lucas(1996) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,907
- W0470 宝くじ当選者と事故の被害者——幸福は相対的か? Brickman(1978) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,198
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0085 何が私たちを幸せにするのか、本当に分かっているのか:主観的幸福感に関連する要因についての経済学文献のレビュー Dolan(2008) Journal of Economic Psychology 主要400 被引用 3,172
- W0093 日常生活の経験を捉えるための調査法――一日再構成法(DRM) Kahneman(2004) Science 主要400 被引用 3,401
- W0189 主観的ウェルビーイング研究の進展 Diener(2018) Nature Human Behaviour 主要400 被引用 1,748
- W0250 欧州のフラリッシング:ウェルビーイングを定義する新たな概念枠組みの適用 Huppert(2011) Social Indicators Research 主要400 被引用 1,731
- W0292 快楽の踏み車を超えて:ウェルビーイングの適応理論の改訂 Diener(2006) American Psychologist 主要400 被引用 1,854
- W0600 文化と主観的ウェルビーイング Tov(2013) Social indicators research series 主要400 被引用 905
- W0149 人生満足尺度(SWLS)と生活満足という構成概念の展開 Pavot(2008) The Journal of Positive Psychology 被引用 2,399
- W0475 主観的ウェルビーイング――全体的概観 Diener(2009) South African Journal of Psychology 被引用 1,296
- W0596 ウェルビーイングは幸福感や生活満足度以上のもの——21か国の多次元的分析 Ruggeri(2020) Health and Quality of Life Outcomes 被引用 696
- W0642 緑の多い都市部に住むと幸せになれるか?パネルデータの固定効果分析 White(2013) Psychology Science 被引用 865
- W0657 経済学における幸福データの活用法 Tella(2006) The Journal of Economic Perspectives 被引用 953
- W0677 主観的ウェルビーイング研究の新知見と今後の方向性 Diener(2012) American Psychologist 被引用 680
ほか 3 件
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1111/j.0963-7214.2004.00501001.x
- 無料で読めるか
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- DOI
- 10.1111/j.0963-7214.2004.00501001.x
文献表記(APA第7版)
Diener, E., & Seligman, M. E. P. (2004). Beyond Money. Psychological Science in the Public Interest, 5(1), 1–31. https://doi.org/10.1111/j.0963-7214.2004.00501001.x
影響力の指標
- 著名度スコア
- 76.7 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,900(うち影響引用 51)・ OpenAlex 2,517
- 年あたり被引用
- 82.6
- FWCI
- 58.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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- 幸せに効くことウェルビーイング政策(GNH・幸福予算)幸福を国の目標にする政策は増えているけど、国民が実際に幸せになったかの実証はまだありません
- 調査・報告書経済パフォーマンスと社会進歩の測定に関する委員会報告(スティグリッツ報告)GDPだけでは暮らしの良さは測れないとして、主観的幸福を含む新しい指標づくりを提言した報告書。
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