世界の論文 ・ A09 測定・尺度 ・ W0149
幸せそのもの レビュー
人生満足尺度(SWLS)と生活満足という構成概念の展開
The Satisfaction With Life Scale and the emerging construct of life satisfaction
W. Pavot, E. Diener(2008)The Journal of Positive Psychology, 3(2), 137–152
ひとことで
SWLS尺度の総説
人生満足尺度SWLSの開発以降の研究を総覧し、信頼性・妥当性と生活満足という構成概念の理解の深まりを整理した。
要旨根拠:抄録
1985年に登場した人生満足尺度(SWLS)は、主観的幸福感のうち「人生への満足」を測る尺度として広く使われてきた。SWLSの得点は心の健康の指標と相関し、自殺未遂などその後の行動を予測することが示されている。健康心理学では、重い病気を抱える人の主観的な生活の質を調べるのにも使われてきた。理論面では、1993年の前回の総説以降の研究で、人生満足の判断がどのようなもので、どんな力がその判断を左右しうるかがより明確になった。本総説は、人生満足の見方の変化を検討し、SWLSの最新の測定データを示し、人生満足の測定に関する今後の課題を論じている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0005 Diener(1985)のSWLS開発とW0062 Pavot(1993)の初期レビューを引き継ぐ15年後の総説
- 後続・発展W0393 Diener(2013)が生活満足尺度の理論と妥当性をさらに検討し、W0043 Diener(2010)が繁栄尺度やSPANEなど新たな短縮尺度を提案した
- 日本語版・翻訳一覧内の他言語版としてW1133 Blais(1989)仏語カナダ版、W1395 Arrindell(1999)オランダ版、W0950 Glaesmer(2011)ドイツ語版がある(日本語版は一覧内に該当なし)
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 15本
- W0005 人生満足度尺度(Satisfaction With Life Scale) Diener(1985) Journal of Personality Assessment 主要400 被引用 31,990
- W0014 ポジティブ心理学:序論 Seligman(2000) American Psychologist 主要400 被引用 15,225
- W0016 主観的幸福感 Diener(1984) Psychological bulletin 主要400 被引用 14,738
- W0039 頻繁なポジティブ感情の効用:幸福は成功をもたらすのか Lyubomirsky(2005) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,237
- W0049 人生の意味尺度(MLQ):人生の意味の存在と探求の測定 Steger(2006) Journal of Counseling Psychology 主要400 被引用 4,717
- W0062 人生満足度尺度(SWLS)のレビュー Pavot(1993) Psychological Assessment 主要400 被引用 5,550
- W0089 主観的幸福感:幸福の科学と国民幸福指標の提案 Diener(2000) American Psychologist 主要400 被引用 3,789
- W0095 恵みを数えるか重荷を数えるか:日常生活における感謝と主観的幸福感の実験的検討 Emmons(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 3,378
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0156 幸せなパーソナリティ――137の性格特性と主観的幸福感のメタ分析 Deneve(1998) Psychological bulletin 主要400 被引用 2,946
- W0240 とても幸せな人々 Diener(2002) Psychology Science 主要400 被引用 2,414
- W0292 快楽の踏み車を超えて:ウェルビーイングの適応理論の改訂 Diener(2006) American Psychologist 主要400 被引用 1,854
ほか 3 件
後続研究(この論文を引用している) 6本
- W0043 新しいウェルビーイング尺度:フラリッシングとポジティブ・ネガティブな感情を測る短縮尺度 Diener(2010) Social Indicators Research 主要400 被引用 4,673
- W0475 主観的ウェルビーイング――全体的概観 Diener(2009) South African Journal of Psychology 被引用 1,296
- W0587 バーンアウトとワーク・エンゲイジメントは抑うつ症状と生活満足を予測するか:3時点7年間の前向き研究 Hakanen(2012) Journal of Affective Disorders 被引用 921
- W0613 心の満ち足り:ポジティブな心理的ウェルビーイングと心血管の健康との関連 Boehm(2012) Psychological bulletin 被引用 874
- W0680 幸福のエウダイモニックな要素とヘドニックな要素:質的・量的知見 Fave(2011) Social Indicators Research 被引用 733
- W1119 自己知覚されたウェルビーイングの測定尺度 Mcdowell(2010) Journal of Psychosomatic Research 被引用 382
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1080/17439760701756946
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1080/17439760701756946
文献表記(APA第7版)
Pavot, W. G., & Diener, E. (2008). The Satisfaction With Life Scale and the emerging construct of life satisfaction. The Journal of Positive Psychology, 3(2), 137–152. https://doi.org/10.1080/17439760701756946
影響力の指標
- 著名度スコア
- 88.5 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 2,399(うち影響引用 195)・ OpenAlex 2,415
- 年あたり被引用
- 126.3
- FWCI
- 33.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.2%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 発達マップWBC:人生満足尺度5つの発達段階で比べた表・幸福度診断(WBC)の分解
- 発達マップ組織版:人生満足尺度5つの発達段階で比べた表・サーベイ・診断とWBC組織版の読み方
- 名言集主観的幸福感とは、自分の人生に対する認知的評価と感情的反応からなるエド・ディーナー
- 幸せに効くこと余暇満足余暇に『満足している』感覚が、余暇の量より人生満足に近い
- 調査・報告書主観的幸福を測る――OECDガイドライン主観的幸福を調査で測るときの質問文・尺度・聞く順番などを定めたOECDの国際的な指針。
- 調査・報告書世界幸福度報告各国の人が自分の人生を0〜10で評価した平均を、3年分まとめて国別ランキングにする年次報告書。
- 思想マップ功利主義快や苦を感じうる者すべて(人間以外の動物も含む)の快の総和が最大になる状態こそ、幸福であり善である
- 禅語百選吾唯足知私は、足りていることを知っている。欲望を追いかける前に、すでに満ちていることに気づく。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →