職場で繁栄する(スライビング)ことの社会的埋め込みモデル
Special Issue: Frontiers of Organization Science, Part 2 of 2: A Socially Embedded Model of Thriving at Work
G. Spreitzer, K. Sutcliffe, J. Dutton et al.(2005)Organ. Sci., 16(5), 537–549
活力と学習の実感としてのスライビングを定義し、職場の文脈がそれを生み出す仕組みを示すモデルを提案した。
要旨根拠:抄録
働く人の成長や活力を捉える概念はいくつもあるが、職場の社会的文脈の中で人がどのように「伸びていく」のかを説明する理論は不十分だった。本論文はスライビング(=活力と学習を同時に実感している状態)を定義し、レジリエンス、フラリッシング、主観的ウェルビーイング、フロー、自己実現などの関連概念と比較した理論論文である。著者らは、職場の文脈が主体的な仕事行動(集中、探索、他者との関わり)を促し、仕事をする中で知識や前向きな意味、関係といった資源が生まれ、それがスライビングの原動力になると説明した。さらにスライビングは、自分がうまく適応できているかを知る指標として働くと論じた。職場のウェルビーイングを成長と学習の観点から捉える基礎理論となっている。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 13本
- W0001 自己決定理論と、内発的動機づけ・社会的発達・ウェルビーイングの促進 Ryan(2000) American Psychologist 主要400 被引用 41,852
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0013 幸福がすべてか?――心理的幸福感の意味の探究 Ryff(1989) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 14,608
- W0017 幸福と人間の潜在力について:快楽主義的・エウダイモニア的ウェルビーイング研究のレビュー Ryan(2001) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 11,279
- W0031 心的外傷後成長:概念的基盤と実証的エビデンス Tedeschi(2004) Psychological Inquiry 主要400 被引用 6,498
- W0044 ポジティブ感情は何の役に立つのか Fredrickson(1998) Review of General Psychology 主要400 被引用 6,229
- W0052 精神的健康の連続体:衰弱からフラリッシングへ Keyes(2002) Journal of Health and Social Behavior 主要400 被引用 5,009
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0216 幸福の2つの概念:自己表出性(エウダイモニア)と快楽的享受の対比 Waterman(1993) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,761
- W1173 ポジティブな気分と援助行動:6つの仮説の検証 Carlson(1988) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 545
- W0459 職務遂行と自発的離職の予測因としての情緒的消耗感 Wright(1998) Journal of Applied Psychology 被引用 1,753
ほか 1 件
後続研究(この論文を引用している) 6本
- W0158 仕事の意味について:理論的統合とレビュー Rosso(2010) Research in Organizational Behavior 主要400 被引用 2,197
- W0219 仕事の要求度と資源の変化はバーンアウト、ワーク・エンゲージメント、疾病欠勤をどう予測するか Schaufeli(2009) Journal of Organizational Behavior 被引用 2,178
- W0451 仕事におけるスライビング:その測定、構成概念妥当性の検証、理論の精緻化に向けて Porath(2012) Journal of Organizational Behavior 被引用 1,053
- W0695 ポジティブ組織論 Dutton(2007) 被引用 982
- W1232 教師のウェルビーイングと離職意図:仕事の資源と仕事の要求の役割の検討 Collie(2023) British Journal of Educational Psychology 被引用 149
- W1429 職場でのスライビング:タスク・アイデンティティと自律性を職務満足につなぐメンタリングに調整される過程 Jiang(2020) Journal of Vocational Behavior 被引用 137
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.1287/orsc.1050.0153
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文献表記(APA第7版)
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- 同年同分野で
- 上位 2.2%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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