世界の論文 ・ B12 マインドフルネス・味わうこと ・ W0396
ありのままに レビュー
マインドフルな感情調整:統合的レビュー
Mindful emotion regulation: An integrative review.
Richard Chambers, E. Gullone, N. Allen(2009)Clinical Psychology Review, 29(6), 560–572
ひとことで
マインドフルネスと感情調整
従来の感情調整モデルとマインドフルネスの前提の違いを整理し、「マインドフルな感情調整」の過程モデルを提案した。
要旨根拠:抄録
マインドフルネスと感情調整(=感情の強さや持続を自分で整えること)はどちらも新しい研究領域で、それぞれの総説はあったが、両者を概念的に統合する試みはなかった。本論文は、認知行動療法など従来の感情調整モデルとそこから生まれた介入が、マインドフルネスに基づくアプローチと、扱う心理過程の前提においてどう根本的に異なるかを検討した総説である。まずマインドフルネスと感情調整をそれぞれ概観し、そのうえで概念的な統合を試みた。統合の難しさとして、思考の「現実性」をどうとらえるか、思考と感情の関係、快・不快の一次元でとらえる感情価モデルを超える必要性などが挙げられた。最後に、「マインドフルな感情調整」を支えると考えられる重要な過程とメカニズムのモデルを提案した。臨床介入の理論的基盤を見直す手がかりとなる論文である。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 14本
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0015 二つの感情調整プロセスの個人差:感情、対人関係、ウェルビーイングへの含意 Gross(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 11,790
- W0022 自己報告式の評価法を用いたマインドフルネスの側面の探究 Baer(2006) Assessment (Odessa, Fla.) 主要400 被引用 7,685
- W0026 文脈の中のマインドフルネス介入:過去、現在、そして未来 Kabat-Zinn(2003) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 8,598
- W0045 マインドフルネス:操作的定義の提案 Bishop(2004) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 5,618
- W0051 臨床的介入としてのマインドフルネス訓練:概念的・実証的レビュー Baer(2003) Clinical Psychology Science and Practice 主要400 被引用 5,061
- W0068 マインドフルネス:理論的基礎とその有益な効果のエビデンス Brown(2007) Psychological Inquiry 主要400 被引用 3,774
- W0122 マインドフルネス認知療法による大うつ病の再発・再燃の予防 Teasdale(2000) Journal of Consulting and Clinical Psychology 主要400 被引用 3,386
- W0135 マインドフルネス瞑想の実践に基づく慢性疼痛患者のための行動医学外来プログラム:理論的考察と予備的結果 Kabat-Zinn(1982) General Hospital Psychiatry 主要400 被引用 4,237
- W0150 マインドフルネス瞑想による脳機能と免疫機能の変化 Davidson(2003) Psychosomatic Medicine 被引用 2,966
- W0235 マインドフルネス:操作的定義の提案 Bishop(2006) Clinical Psychology Science and Practice 被引用 1,998
- W0282 マインドフルネスと感情調整:認知的・感情的マインドフルネス尺度改訂版(CAMS-R)の開発と初期的妥当性検証 Feldman(2007) Journal of Psychopathology and Behavioral Assessment 被引用 1,675
ほか 2 件
後続研究(この論文を引用している) 7本
- W0123 マインドフルネスが心理的健康に与える効果:実証研究のレビュー Keng(2011) Clinical Psychology Review 主要400 被引用 2,740
- W0325 職場におけるマインドフルネスの効用:感情調整、情緒的消耗、職務満足におけるマインドフルネスの役割 Hülsheger(2013) Journal of Applied Psychology 被引用 1,391
- W0431 マインドフルネス訓練は認知能力を向上させるか:神経心理学的知見の系統的レビュー Chiesa(2011) Clinical Psychology Review 被引用 1,304
- W0638 マインドフルネスは気づきを広げエウダイモニックな意味を築く:マインドフルなポジティブ感情調整のプロセスモデル Garland(2015) Psychological Inquiry 被引用 686
- W0647 神経可塑性への社会的影響:ストレスとウェルビーイングを促進する介入 Davidson(2012) Nature Neuroscience 被引用 832
- W0811 ポジティブ感情の上昇スパイラルはネガティブの下降スパイラルに対抗する――精神病理における感情の機能不全・欠損の治療に対する拡張‐形成理論と感情神経科学からの示唆 Garland(2010) Clinical Psychology Review 被引用 590
- W2345 日本語版5因子マインドフルネス尺度(FFMQ)の開発と妥当性の検証 Sugiura(2011) Mindfulness 被引用 160
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- 10.1016/j.cpr.2009.06.005
文献表記(APA第7版)
Chambers, R., Gullone, E., & Allen, N. B. (2009). Mindful emotion regulation: An integrative review. Clinical Psychology Review, 29(6), 560–572. https://doi.org/10.1016/j.cpr.2009.06.005
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- 著名度スコア
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- 被引用数
- Semantic Scholar 1,380(うち影響引用 87)・ OpenAlex 1,383
- 年あたり被引用
- 76.7
- FWCI
- 35.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Mindfulness and Compassion Interventions
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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