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ポジティブ感情の上昇スパイラルはネガティブの下降スパイラルに対抗する――精神病理における感情の機能不全・欠損の治療に対する拡張‐形成理論と感情神経科学からの示唆

Upward Spirals of Positive Emotions Counter Downward Spirals of Negativity: Insights from the Broaden-and-Build Theory and Affective Neuroscience on The Treatment of Emotion Dysfunctions and Deficits in Psychopathology

Eric L. Garland, B. Fredrickson, A. Kring et al.(2010)Clinical Psychology Review, 30(7), 849–864

ひとことで
ポジティブ感情と精神病理の治療

拡張‐形成理論と感情神経科学を統合し、ポジティブ感情の上昇スパイラルが抑うつなどの下降スパイラルに対抗しうると論じた。

要旨根拠:抄録

本レビューは、フレドリクソンの拡張‐形成理論と、感情の神経回路の可塑性(=経験によって脳の回路が変化しうる性質)に関する感情神経科学の進展を統合し、精神病理における感情の欠損の治療に生かすことを目的とする。まず、ポジティブ感情が認知や行動の幅を広げ、対処やフラリッシング(=心の健康が満ち足りた状態)を支える持続的な生物心理社会的資源を築くことを示す研究群を紹介した。次に、一時的な感情体験が自己持続的な感情システムへと蓄積していく状態と特性の相互作用の構造を提案した。この枠組みで抑うつ、不安、統合失調症の認知‐感情メカニズムを説明し、ポジティブ感情を生み出す心のトレーニングとしてマインドフルネスと慈悲の瞑想(=自他の幸せを願う瞑想)を取り上げた。ポジティブ感情は、感情の機能不全を特徴とする状態に対抗する力になりうると結論づけている。

研究のつながり

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https://doi.org/10.1016/j.cpr.2010.03.002
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DOI
10.1016/j.cpr.2010.03.002

文献表記(APA第7版)

Garland, E. L., Fredrickson, B. L., Kring, A. M., Johnson, D. P., Meyer-Kalos, P., & Penn, D. L. (2010). Upward Spirals of Positive Emotions Counter Downward Spirals of Negativity: Insights from the Broaden-and-Build Theory and Affective Neuroscience on The Treatment of Emotion Dysfunctions and Deficits in Psychopathology. Clinical Psychology Review, 30(7), 849–864. https://doi.org/10.1016/j.cpr.2010.03.002

影響力の指標

著名度スコア
51.2 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 590(うち影響引用 48)・ OpenAlex 1,041
年あたり被引用
34.7
FWCI
28.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.2%
分野(OpenAlex)
Anxiety, Depression, Psychometrics, Treatment, Cognitive Processes

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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