世界の主要ウェルビーイング研究

主要400 ありのままに 実証

文化によって変わる生活満足判断の基盤:感情か規範か

The Shifting Basis of Life Satisfaction Judgments Across Cultures: Emotions Versus Norms

E. Suh, E. Diener, S. Oishi et al.(1998)Journal of Personality and Social Psychology, 74(2), 482–493

ひとことで
文化と生活満足の判断

個人主義文化では感情が生活満足の判断を強く左右する一方、集団主義文化では社会的規範も同程度に重要であることを示した。

要旨根拠:抄録

人生満足の判断において、感情と規範的な信念(人生に満足していることが社会的に望ましいとされるか)のどちらが重要かを、個人主義の国と集団主義の国で比べた研究である。2つの大規模な国際データ(合計61か国、6万2,446人)を分析した。国どうしで比べると、個人主義的な国ほど感情と人生満足の相関が強かった。個人のレベルでは、個人主義文化では感情のほうが規範よりはるかに強く人生満足を予測したのに対し、集団主義文化では規範と感情が同じくらい強く人生満足を予測した。幸福の文化的な捉え方、感情経験の役割、人生満足の個人差の研究への示唆を論じている。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W1180 Diener(1995)の国民間の主観的幸福の差の研究を受け、生活満足の判断基準そのものが文化で異なることを示した
  • 後続・発展W0800 Oishi(1999)が文化による生活満足の予測因子の違いを欲求と価値の観点から検証し、W0119 Diener(2003)とW0600 Tov(2013)が文化と主観的幸福の研究を総括した。日本ではW0866 Uchida(2004)が日本的な幸福観の文化的構成を論じ、W1507 Hitokoto(2015)が協調的幸福感尺度を開発した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 8本

後続研究(この論文を引用している) 15本

ほか 3 件

読む・引用する

論文ページ
https://doi.org/10.1037/0022-3514.74.2.482
無料で読めるか
× 有料(非OA)
DOI
10.1037/0022-3514.74.2.482

文献表記(APA第7版)

Suh, E. M., Diener, E., Oishi, S., & Triandis, H. C. (1998). The Shifting Basis of Life Satisfaction Judgments Across Cultures: Emotions Versus Norms. Journal of Personality and Social Psychology, 74(2), 482–493. https://doi.org/10.1037/0022-3514.74.2.482

影響力の指標

著名度スコア
67.1 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,403(うち影響引用 60)・ OpenAlex 1,266
年あたり被引用
48.4
FWCI
27.2(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.2%
分野(OpenAlex)
Cultural Differences and Values
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの

内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →

あわせて読む 世界の最新ウェルビーイング研究 → こちらは定番の古典と著名論文。あちらは、AIが毎日集める最新の論文データベース。土台と最前線を行き来できます。
話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
© 株式会社はぴテック