世界の主要ウェルビーイング研究

主要400 幸せそのもの 実証 無料で読める

ポジティブ感情は注意の範囲と思考‐行動レパートリーを広げる

Positive emotions broaden the scope of attention and thought‐action repertoires

Barbara L. Fredrickson, C. Branigan(2005)Cognition & Emotion, 19(3), 313–332

ひとことで
拡張仮説の実験検証

楽しさや満足感といったポジティブ感情が注意の範囲と思考‐行動の幅を広げ、ネガティブ感情はそれを狭めることを実験で示した。

要旨根拠:抄録

拡張‐形成理論は、ポジティブ感情が注意の範囲と思考‐行動レパートリー(=その場で思いつく行動の選択肢)を広げると予測する。本研究は大学生104人を対象に2つの実験でこの仮説を検証した。参加者は楽しさ、満足、中立、怒り、不安のいずれかを喚起する映画を視聴した。注意の範囲は全体‐部分の視覚処理課題(実験1)で、思考‐行動レパートリーは「今したいこと」を書き出す20答法(実験2)で測定した。中立状態と比べ、ポジティブ感情は実験1で注意の範囲を、実験2で思考‐行動レパートリーを広げ、実験2ではネガティブ感情がレパートリーを狭めた。ポジティブ感情が心の視野を広げることを実証し、感情的ウェルビーイングや健康増進への含意を論じた。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0044 Fredrickson(1998)・W0007 Fredrickson(2001)の拡張-形成理論のうち拡張仮説を、W0275 Isen(1987)のポジティブ感情と創造的問題解決の研究を踏まえて実験で検証した
  • 後続・発展W0177 Fredrickson(2008)が慈悲の瞑想で形成仮説を、W0243 Kok(2012)が上方スパイラルを検証した
  • 反証・修正一覧外:Gable & Harmon-Jones (2008)が、接近動機づけの強いポジティブ感情はむしろ注意を狭めることを示し、拡張効果は動機づけ強度の低い感情に限られると限定した。

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 13本

ほか 1 件

後続研究(この論文を引用している) 15本

ほか 3 件

読む・引用する

論文ページ
https://doi.org/10.1080/02699930441000238
無料で読めるか
○ グリーン(リポジトリ等で公開) 無料本文 ↗
DOI
10.1080/02699930441000238

文献表記(APA第7版)

Fredrickson, B. L., & Branigan, C. (2005). Positive emotions broaden the scope of attention and thought‐action repertoires. Cognition & Emotion, 19(3), 313–332. https://doi.org/10.1080/02699930441000238

影響力の指標

著名度スコア
91.1 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 3,449(うち影響引用 133)・ OpenAlex 3,528
年あたり被引用
156.8
FWCI
642.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Media Influence and Health
主要400の選定
概念枠(B13 視野の広さ・畏敬・好奇心・心理的豊かさの上位3)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの

内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →

あわせて読む 世界の最新ウェルビーイング研究 → こちらは定番の古典と著名論文。あちらは、AIが毎日集める最新の論文データベース。土台と最前線を行き来できます。
話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
© 株式会社はぴテック