世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B11 本来感・自律性・自己一致 ・ W0361
主要400 ありのままに レビュー

自己調整と人間の自律性の問題――心理学に選択・自己決定・意志は必要か?

Self-regulation and the problem of human autonomy: does psychology need choice, self-determination, and will?

Richard M. Ryan, E. Deci(2006)Journal of Personality, 74(6), 1557–1586

ひとことで
自律性の普遍的価値の理論

自己決定理論の研究を総覧し、自律的な自己調整は文化や発達段階を越えて普遍的な価値をもつと結論した。

要旨根拠:抄録

自律性とは文字どおり「自己による調整」であり、その反対の他律性は自分が納得していない統制された調整を指す。哲学や経済学が自律性の重要性を認める一方で、心理学では意志・選択・自由といった概念の実在性や意義を疑う声も強かった。著者らは自己決定理論(=人の動機づけを自律的か統制的かで区別し、基本的心理欲求の充足を重視する理論)の枠組みから、自律的な調整と統制的な調整が目標達成、粘り強さ、感情体験、人間関係の質、ウェルビーイングに及ぼす影響を領域と文化をまたいでレビューした。あわせて、生物学的還元主義、文化相対主義、行動主義からの自律性批判や用語上の論点にも応答した。その結果、自律性を厳密に定義すれば、それは文化や発達段階を越えて普遍的な価値をもつと結論している。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0500 Chirkov(2003)の自律性と個人主義の区別を中心に議論した
  • 論争W0502 Iyengar(1999)の選択の文化差やW0781 Schwartz(2000)の「自由の専制」に対し、自律性は選択肢の多さとは異なり文化を越えて重要だと反論した
  • 後続・発展W0166 Vansteenkiste(2013)とW0875 Ryan(2021)が自己決定理論の実証の流れをまとめた

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 11本

後続研究(この論文を引用している) 5本

読む・引用する

論文ページ
https://doi.org/10.1111/J.1467-6494.2006.00420.X
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DOI
10.1111/J.1467-6494.2006.00420.X

文献表記(APA第7版)

Ryan, R. M., & Deci, E. L. (2006). Self-regulation and the problem of human autonomy: does psychology need choice, self-determination, and will? Journal of Personality, 74(6), 1557–1586. https://doi.org/10.1111/j.1467-6494.2006.00420.x

影響力の指標

著名度スコア
76.4 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,625(うち影響引用 84)・ OpenAlex 1,648
年あたり被引用
77.4
FWCI
25.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.3%
分野(OpenAlex)
Motivation and Self-Concept in Sports
主要400の選定
概念枠(B11 本来感・自律性・自己一致の上位3)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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