世界の論文 ・ A04 フラリッシング・ポジティブ心理学 ・ W0014
主要400 幸せそのもの 理論
ポジティブ心理学:序論
Positive psychology. An introduction.
M. Seligman, M. Csíkszentmihályi(2000)American Psychologist, 55(1), 5–14
ひとことで
ポジティブ心理学の提唱
病理中心の心理学を補うものとして、ポジティブな体験・特性・制度を研究するポジティブ心理学の枠組みを提唱した。
要旨根拠:抄録
第二次世界大戦後の心理学は精神疾患の治療に重点を置き、人生を生きる価値のあるものにする要因を十分に扱ってこなかった。本論文はアメリカ心理学会誌の特集号の序論として、ポジティブ心理学という新しい領域の必要性を論じた。この領域は、主観的なポジティブ体験、希望や知恵や勇気などの個人のポジティブな特性、そして人と社会を支えるポジティブな制度の3つを研究対象とすると整理された。特集号の15本の論文を紹介しながら、幸福を可能にするもの、自律性と自己調整、楽観や希望と健康、知恵、才能と創造性などの研究動向と、知見の空白を示した。個人、コミュニティ、社会が繁栄(フラリッシュ)するための科学と実践を築くという、ポジティブ心理学の出発点となる宣言である。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0089 Diener(2000)など同特集の論文群
- 後続・発展W0042 Seligman(2005)が介入のRCTで実証的進展を報告し、W0345 Gable & Haidt(2005)が分野の意義を再整理、W0121 Luthans(2002)が組織行動へ展開した
- W0098 Sin & Lyubomirsky(2009)とW0185 Bolier(2013)がポジティブ心理学介入の効果を統合し、後者はRCTに限ると効果は小〜中程度であることを示した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 5本
- W0001 自己決定理論と、内発的動機づけ・社会的発達・ウェルビーイングの促進 Ryan(2000) American Psychologist 主要400 被引用 41,852
- W0089 主観的幸福感:幸福の科学と国民幸福指標の提案 Diener(2000) American Psychologist 主要400 被引用 3,789
- W0542 知恵――心と徳を卓越性へと統合するメタヒューリスティック(実用論) Baltes(2000) American Psychologist 主要400 被引用 1,194
- W0202 ポジティブな青少年発達の心理学に向けて Larson(2000) American Psychologist 被引用 2,337
- W0781 自己決定:自由の専制 Schwartz(2000) American Psychologist 被引用 801
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0007 ポジティブ心理学におけるポジティブ感情の役割:拡張-形成理論 Fredrickson(2001) American Psychologist 主要400 被引用 15,016
- W0009 今ここにいることの恩恵:マインドフルネスと心理的ウェルビーイングにおけるその役割 Brown(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 13,431
- W0018 エンゲージメントとバーンアウトの測定:2サンプルによる確認的因子分析アプローチ Schaufeli(2002) Journal of Happiness Studies 主要400 被引用 9,873
- W0019 仕事の要求度、仕事の資源、およびそれらとバーンアウト・エンゲージメントとの関係:多サンプル研究 Schaufeli(2004) Journal of Organizational Behavior 主要400 被引用 9,671
- W0042 ポジティブ心理学の進展:介入の実証的検証 Seligman(2005) American Psychologist 主要400 被引用 5,621
- W0049 人生の意味尺度(MLQ):人生の意味の存在と探求の測定 Steger(2006) Journal of Counseling Psychology 主要400 被引用 4,717
- W0060 ポジティブ感情の拡張‐形成理論 Conway(2004) Philosophical transactions of the Royal Society of London. Series B, Biological sciences 主要400 被引用 4,442
- W0061 社会的・心理的資源と適応 Hobfoll(2002) Review of General Psychology 主要400 被引用 4,515
- W0111 幸福の追求:持続的な変化の構造 Lyubomirsky(2005) Review of General Psychology 主要400 被引用 3,220
- W0121 ポジティブ組織行動の必要性と意味 Luthans(2002) Journal of Organizational Behavior 主要400 被引用 3,073
- W0141 マインドフル・セルフ・コンパッション・プログラムのパイロット研究とランダム化比較試験 Neff(2013) Journal of Clinical Psychology 主要400 被引用 2,240
- W0027 短縮版質問紙によるワーク・エンゲージメントの測定 Schaufeli(2006) Educational and Psychological Measurement 被引用 7,848
ほか 3 件
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.1037/0003-066X.55.1.5
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- 10.1037/0003-066X.55.1.5
文献表記(APA第7版)
Seligman, M. E. P., & Csíkszentmihályi, M. (2000). Positive psychology. An introduction. American Psychologist, 55(1), 5–14. https://doi.org/10.1037/0003-066x.55.1.5
影響力の指標
- 著名度スコア
- 99.1 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 15,225(うち影響引用 665)・ OpenAlex 11,356
- 年あたり被引用
- 563.9
- FWCI
- 128.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 主要400の選定
- 専門家判断(古典・定番)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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