世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B10 自尊感情・自己受容・自己肯定 ・ W2333
主要400 ありのままに 理論

最適な自尊感情の概念化に向けて(ターゲット論文)

TARGET ARTICLE: Toward a Conceptualization of Optimal Self-Esteem

M. Kernis(2003)Psychological Inquiry, 14(1), 1–26

ひとことで
最適な自尊感情の概念化

高い自尊感情には脆いものと安定したものがあり、本来感(オーセンティシティ)に根ざした「最適な自尊感情」が望ましいことを提案した。

要旨根拠:抄録

「最適な」自尊感情とは何かについての理論的な見方を示した論文である。第一の目的は、最適な自尊感情と高い自尊感情が別物であることを示すことである。高い自尊感情は、防衛的か本物か、条件つきか真のものか、不安定か安定か、無意識の自己価値感(潜在的自尊感情)とずれているか一致しているかによって、脆いものにも安定したものにもなる。最適な自尊感情は、本物で、真で、安定し、潜在的自尊感情と一致した高い自尊感情の特徴をもつ。第二の目的として本来感(オーセンティシティ)を概念化し、気づき・偏りのない処理・行動・関係性の4要素から成ると論じた。最後に、ナルシシズムや文化差への示唆を論じた。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W2334 Crocker & Wolfe(2001)の自尊感情の随伴性理論とW0003 Deci & Ryan(2000)の自己決定理論、高く脆い自尊感情が攻撃性につながるとしたW0251 Baumeister(1996)を踏まえ、自尊感情の高さより質(安定性・非随伴性・本来性)を問う立場を示した
  • 論争同時期にW2307 Baumeister(2003)が高自尊感情は成績や対人関係の原因になりにくいと結論したのに対し、本論文は「高いか低いか」ではなく「脆いか安定しているか」に論点を移した。W0796 Sedikides(2004)は正常範囲のナルシシズムは自尊感情を介してむしろ心理的健康と関連すると報告し別の視点を加えた
  • 後続・発展中核に据えた本来感は、W0541 Kernis & Goldman(2006)の多次元的オーセンティシティ理論やW0427 Wood(2008)のオーセンティシティ尺度へ発展し、W0041 Neff(2003)のセルフ・コンパッションも自尊感情に代わる健全な自己への態度として並行して提唱された

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 9本

後続研究(この論文を引用している) 15本

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論文ページ
https://doi.org/10.1207/S15327965PLI1401_01
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DOI
10.1207/S15327965PLI1401_01

文献表記(APA第7版)

Kernis, M. H. (2003). TARGET ARTICLE: Toward a Conceptualization of Optimal Self-Esteem. Psychological Inquiry, 14(1), 1–26. https://doi.org/10.1207/s15327965pli1401_01

影響力の指標

著名度スコア
80 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,762(うち影響引用 237)・ OpenAlex 1,675
年あたり被引用
73.4
FWCI
27.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.2%
分野(OpenAlex)
Personality Traits and Psychology
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)
注記
要旨の見直し(2026-10):Crossref・OpenAIRE・Semantic Scholarに抄録なし(OpenAlexは本日の利用上限で照会不可)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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