世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B12 マインドフルネス・味わうこと ・ W0242
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マインドフルネス実践は脳の局所灰白質密度を増加させる

Mindfulness practice leads to increases in regional brain gray matter density

B. Hölzel, J. Carmody, M. Vangel et al.(2010)Psychiatry Research, 191(1), 36–43

ひとことで
MBSRと脳の灰白質変化

8週間のMBSR参加により、学習・記憶・感情調整・自己参照に関わる脳領域の灰白質濃度が増えることを示した。

要旨根拠:抄録

マインドフルネス瞑想の訓練を取り入れた療法は広がっているが、その効果の神経的な仕組みはほとんど分かっていなかった。MBSR(マインドフルネスストレス低減法)は心理的ウェルビーイングを高め、多くの疾患の症状を和らげると報告されている。本研究は統制群つきの縦断研究で、瞑想経験のない健康な参加者16名の8週間のMBSR前後の脳MRI画像を取得し、ボクセルベース形態計測(=脳画像を細かい単位に分けて組織量を比べる手法)で灰白質濃度の変化を調べ、待機群17名と比較した。事前に設定した関心領域の分析では、左海馬で灰白質濃度の増加が確認された。全脳分析では、後帯状皮質、側頭頭頂接合部、小脳でMBSR群の増加が見られた。MBSRへの参加が、学習と記憶、感情調整、自己に関する処理、視点取得に関わる脳領域の変化と結びつくことが示唆された。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0135 Kabat-Zinn(1982)のMBSRとW0150 Davidson(2003)の瞑想の脳・免疫研究を構造的脳画像へ広げた
  • 後続・発展W0461 Hölzel(2011)が作用機序モデルを提案し、W0101 Tang(2015)が瞑想の神経科学を総説した
  • 再現・検証一覧外:Kral et al. (2022)がより大規模な2つのRCTでMBSRによる灰白質の変化を再現できなかった
  • 論争W0287 Dam(2017)がマインドフルネス研究の誇張を批判した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 11本

後続研究(この論文を引用している) 9本

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論文ページ
https://doi.org/10.1016/j.pscychresns.2010.08.006
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DOI
10.1016/j.pscychresns.2010.08.006

文献表記(APA第7版)

Hölzel, B. K., Carmody, J., Vangel, M. G., Congleton, C., Yerramsetti, S. M., Gard, T., & Lazar, S. W. (2010). Mindfulness practice leads to increases in regional brain gray matter density. Psychiatry Research, 191(1), 36–43. https://doi.org/10.1016/j.pscychresns.2010.08.006

影響力の指標

著名度スコア
83 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,876(うち影響引用 100)・ OpenAlex 1,932
年あたり被引用
110.4
FWCI
84.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Mindfulness and Compassion Interventions
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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