世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A12 幸福と健康・寿命 ・ W0435
主要400 幸せそのもの メタ分析

ポジティブな心理的ウェルビーイングと死亡率:前向き観察研究の定量的レビュー

Positive Psychological Well-Being and Mortality: A Quantitative Review of Prospective Observational Studies

Y. Chida, A. Steptoe(2008)Psychosomatic Medicine, 70(7), 741–756

ひとことで
幸福感と死亡率のメタ分析

ポジティブな心理的ウェルビーイングが健康な人でも患者でも死亡リスクの低下と関連することをメタ分析で示した。

要旨根拠:抄録

ポジティブな心理的ウェルビーイングと身体的健康の関係への関心が高まっていたが、死亡率との関連を体系的に統合した研究は少なかった。本研究は2008年1月までに出版された前向きコホート研究(=最初に測定し、その後の経過を追う研究)を複数のデータベースで検索し、メタ分析を行った。対象は健康な集団の35研究と疾患をもつ集団の35研究である。その結果、ポジティブな心理的ウェルビーイングは健康な集団で死亡率の低下と関連し(統合ハザード比0.82)、疾患をもつ集団でも同様の関連が見られた。特に健康な集団では心血管死亡の低下、患者集団では腎不全やHIV感染者の死亡率低下との関連が示された。幸福感が生存に有利な影響をもつ可能性を示す代表的な研究である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0226 Pressman(2005)のポジティブ感情と健康の総説を量的に統合した
  • 後続・発展W0181 Diener(2011)とW0778 Diener(2017)が幸福が健康と寿命に寄与するという議論を展開した
  • 日本語版・翻訳日本ではW1477 Sone(2008)とW1503 Tanno(2009)、W2156 Mori(2017)が、生きがいと死亡・要介護リスクの関連を示した
  • 論争一覧外:Liu et al.(2016)の英国百万人女性研究は、健康状態を調整すると幸福と死亡率の直接の関連は消えると報告した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

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10.1097/PSY.0b013e31818105ba

文献表記(APA第7版)

Chida, Y., & Steptoe, A. (2008). Positive Psychological Well-Being and Mortality: A Quantitative Review of Prospective Observational Studies. Psychosomatic Medicine, 70(7), 741–756. https://doi.org/10.1097/psy.0b013e31818105ba

影響力の指標

著名度スコア
72.7 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,498(うち影響引用 44)・ OpenAlex 1,609
年あたり被引用
78.8
FWCI
43.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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